ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

伝える力に問題アリ「レンフィールド」

なんか主人公レンフィールドの境遇を説明されたんだけどよくわからんのよね。こいつの種族すらよくわからんし。言葉で説明してんのにちゃんと伝わってこないあたりこの映画に不安を感じる。

レンフィールド (吹替版)

お気に入りの俳優、オークワフィナが警官役で出ていることは評価できるわ。出演作のジャックポット!(普通の映画判定)は優れた映画ではないが、主人公2人の俳優としての力がものすごかったのよ。オークワフィナの骨太の喋りとガッツは強い印象をもたらしたわ。でも好きな俳優が出ただけで評価することは出来ないわね。

強いて言うなら背景はまずまず。ろうそくとか教会とか、部屋の中であってもお金かけてそれっぽく準備しているのかなという印象で、退屈しにくいように仕上げているのを感じる。まあドラキュラものだからある程度ファンタジーを感じさせているというところ。

ドラキュラ伯爵の話が土台になってるらしいけど、この映画がどれだけアレンジをしているかがわからない。プロットは安易で、 とりあえずドラキュラとマフィアが登場して手を組んで主人公に襲いかかるようになる。警官と手を組んで戦っていくのよ。主人公はドラキュラにこき使われていて抑圧された感じがあって、教会の悩み相談会に通っている。

個人的ダメハイライトはこれ。主人公の上長であるドラキュラ伯爵の台詞が長いんだけど、喋りが長い割に大したこと言ってないのよ。1000年くらい生きてるんだろうからもうちょっと知性のあることを言ってほしいわね。ドラキュラものの映画として見るにも、ここが甘くて没入できない。

あとアクションシーンがあるんだけど、血とか欠損とかがカジュアルに描かれている。でもグロテスクであることは手段であって、その先に表現したいものがあるはずなのよ。ヘル・レイザー(良作判定)のように人間をワイヤーと釣り針で制裁しているからこの部品が飛び散ってこのように欠損する、といったようなアレが見えてこない。ただ飛び散っていればいいというものではない。

ドラキュラ伯爵が警官を懐柔しようとするシーンがあるんだけど、話術がぜんぜんないからこのシーンに盛り上がりが出ないのよね。「こんな誘われ方したらなびいちゃうよね」というのを振り切って戦ってこそなのに。

この映画には主人公が抑圧から解放されるみたいな意味合いがあるのよ。最終的にドラキュラを暴力的にバラバラにするんだけど、これって、いままで悩んで教会でみんなで輪になって平和的に人生相談していたことを踏まえつつ最終的に暴力で解決することになるのよね。ここはちゃんと作り込めば視聴者が勝手に深い意味を見出して喜ぶ知的なポイントのはずなのよ。ところが、冒頭の状況を伝える力とか、セリフとか、そういう言葉が関係する場所がダメなのよねこの映画。だからただの暴力映画みたいにうつってしまう。なんか雑に言っちゃうと「ドラキュラ映画なんだから血がいっぱい出てりゃいいだろ」みたいな魂胆を感じるわ。

最終的に巻き添えになった罪のない人はドラキュラの血で蘇らせたけど副作用とか無いのかとか疑問に持ってしまう。つまり無茶な設定を押し通すパワーもこの映画にはない。しかも暴力映画として見ると結局ロボコップ(傑作・怪作判定)と比べることになるからなあ…。ただ、ちゃんと最後まで映画を見る程度には映画の形をしているかなという印象。これは普通の映画(★★☆☆)だわね。やっぱり伝える力に問題があるんだわ。ごきげんよう~

↓映画はすごくないが俳優がすごい

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↓暴力映画の頂点

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↓引き合いに出された映画

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演出のせいで中盤までもたない「透明人間」

冒頭を見て気づいたのが、優れたところがないのよこの映画。カメラワークも中~遠景くらいの距離感が多いんだが何を見せたいのかわからない。かといって近くで演者の顔を映していてもなにか優れた表現があるわけじゃない。遠景うつすんだったら広さとか孤独とかがわかるようにすべきよ。

透明人間

最初の緊張感があるシーンかつ私がこの映画を見限ったシーンは車のガラスを割って男が追いかけてくるシーンね。車の中にただカメラおいてるだけでアングルになんの工夫もないから恐ろしさも狂気も伝わらないのよ。女性を監禁している資産家の男性ってけっこう個性付けするチャンスみたいな属性じゃないか。それを活用できていないのよ。

なのでこの映画は早々に私の視界の端へと押しやられることになる。逃げた女性が友人のところにかくまわれて、その娘にプレゼントで脚立を送るシーンがあるんだけど脚立は無理があるだろ。そのあと楽しそうに過ごしているシーンがあるんだけどこれも安っぽい。「このプレゼントのシーン意味ないんだろうな、この家族への愛着を高めるための安易で安っぽい演出だ」って思ってたんだけど、私の目に狂いはなかったわ。ベタすぎる。案の定あとで脚立を使うシーンがあるんだけど完全にこれありきで設計しているのが見え見えだわ。

なんかすっかり見る気力がなくなって10分に1回くらいは見てたと思うんだけど、資産家の男性が亡くなったことを聞かされ、それから身の回りで奇妙なことが起こるという流れよ。しかもそれタイトルでネタバレしとるからね。出来がいい映画はネタバレしようが何回も見たくなるけどこれダイレクトに視聴する理由を失ったわ。主人公が透明人間に人生潰されて発狂する様子が描きたいのか、男の執着を描きたいのかもよくわからない。

最後やっぱり死んだはずの男が実は生きてて小綺麗で殺風景な場所で女性と会食し始める。おや、この流れは…もしかして、哲学がやりたくなったのかな監督は。いやいや、まさかいくらベタでもそこまで地に落ちては…やるんかい!これ真面目に見てる人いんの!?(ド直球)。なんか最後は男が死んでてENDよ。これ過去に元ネタがあってリブート作らしい。ロボコップといい、リブートはダメ映画を作らなきゃいけない制約でもあんのか。

こんなわけで、冒頭からだいぶ見る気力を削がれたわ。映画タイトルでのネタバレが仮に伏せられていたとしても、このクオリティの映画を真面目に見る人はいないでしょうね。本当にカメラワークになんの工夫もない。無駄に小綺麗に見せようとしている絵面もムカついてくるわ。他に改善すべきところがあるだろと。というわけでこれは実質見られていないので視聴不能(☆☆☆☆)だわ。かなりの数の映画を見てきて審美眼が厳しくなってきたのと、最近仕事で忙しくなってきたのもあって、映画に求めるレベルがどんどん上がってきたわ。そういう意味では、ダメ映画の評価指標(視聴不能)を増やしたのはいい判断だったわね。ごきげんよう~

↓引き合いに出されたダメ映画

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演出と美術の勝利「ヘル・レイザー」

私デパートへ行ってフォションの紅茶買ってきたのよ奮発して。そんで映画を楽しみましょうという感じなのね。そして始まったんだけど、最初の1カットでわかったのは金銭をやり取りする手元だけが映っている時点で情報量は多そうだということ。爪の汚れとかで怪しさが出てる。

ヘル・レイザー(字幕版)

変な箱買った男が体がバラバラになるんだけどその顔のパーツとか内蔵とかが出てきてフォションの味がしなくなる。バラバラのパーツにも何かしらの意図や因果関係を感じさせてただグロテスクなだけには感じないので、この映画は出来が良いのではないかと予感する。

元彼(箱買った)がグチャグチャの状態になって新居に取り憑いてて、こいつのために生きた人間を運ばなければならない女の話なのよ。プロットの時点でもだいぶ面白い。実はこの映画、カメラワーク自体は普通だけど間合いが優れているのよ。1カットの「見ていたい」と思わせる匙加減が一番良いところで次の場面に切り替わる。ホラー映画とは最高の相性ね。

間合いだけじゃなく演出もいい。ぐちゃぐちゃ状態の元彼が感極まったセリフで1歩前へ進み出てライトが顔にあたりぐちゃぐちゃが白日のもとにさらされるところなど、視聴者に伝えたいものがはっきりしていて好感触だわ。また、基本的には紐よりちょっと太いくらいの細長い臓物が浮き出てる系の化物で汁っぽく、視聴者に与えたい不快感の種類がこれまたはっきりしていて好感だわ、フォションの味を奪われたのに。

んで、再婚なのよこの女。義理の娘がいるんだけど、男を連れ込んでは元彼に差し出していくうちに娘にバレちゃうわけ。すったもんだの末元彼の箱を奪って娘が逃げるんだけど、箱パズルを解いてしまうとこの世ならざるものが3体現れる。ピンヘッドを筆頭としてビジュアル的に大変魅力的だけど、物語の活躍をもっと見たいなという匙加減で最終的に退場していく。結局元彼は脱走してきてたということで3人組に八つ裂き(文字通り)にされ、娘が最後箱を手放して終了よ。でも箱は回収されてまた再販売されるんだわ。

演出も手堅いし、間合いと良い化学反応を起こしているわ。ピンヘッドたちが基本的に敵なんだけど味方のような活躍の仕方を一瞬するのもいいわね。キャラクターの造形(美術的な観点)と演出も噛み合っているわ。この美術が画面にパワーをもたらすから、突然3人が現れてもなんの文句もなく見てたわ。総じてこれは良作(★★★☆)だわね。「結局あの箱なんだったんだよ」というセリフを本編終了まで出させない演出と美術の勝利だわ。ごきげんよう~

雑音が1時間半「フリー・ファイヤー」

まず画面が暗い色彩にこだわっている風を出しているんだけど、黒が綺麗じゃない。黒いところがつぶれて何がなんだかよくわかんないのよ。これはつまりニセモノだわ。

フリー・ファイヤー

登場人物が職業とか現況とか思っていることは何でも喋るタイプ。これから危険なブツのやり取りがあるのにそれはどうなんだ。何でも喋るからわかりやすいかと言うとそうでもない。登場人物が多くて情報がごちゃごちゃしている。じゃあなんで何もかも喋らせてるんだよ!

正直色彩がインチキな時点で見限ってたんだけどこの映画を本格的に見限るきっかけとなったのは人が怒鳴ってんのにカメラワークがまったく変わらないところ。武器を取り扱う現場なんだし、世間話とは状況が違うんだから差別化しろよとは思うわね。

この場にはバカとかゲイがいるみたいな話があったけど、完全に属性でしかないわね。キャラクターの行動に落とす工夫がない。こないだ錦鯉のライブ行ってきて「バカ」っていうのはこういう漢のことを言うのだと知ったばかりだから厳しい目で見るわ。この映画はバカの解像度も低いのよ。その場にそぐわない行動をさせるだけなら簡単だけど、それをどう斜め上に逸脱させて笑いを取るかが勝負じゃない。一応コメディ映画らしいんだから頑張ってもらわないと。しかもゲイの人にゲイだと言う言葉を浴びせるという、こういう治安悪い系映画の最後の頼みの綱である悪口のバリエーションにも乏しい。

ようやく銃撃が開始されたと思ったがまったく目を引かない。カメラワークや演出になんの工夫もないんだわ。一体あんたにとって何が見せ場なのよ!って感じね。あとはただ一時間以上撃ち合いなんだけど、だいたいおっさんが這いつくばってて銃の音が聞こえるのね。見切りをつけた私は消音して(銃の音がうるせえから)、視界の端で映画を垂れ流しにしたわ。映画なのにうるせえって視聴者に思われちゃうってよっぽどだわ。雑音と同じだもんね扱いが。それにしても長い。たぶん映画の40分時点の映像と1時間20分時点の映像をこっそり入れ替えても誰も気づかないと思うわ。それくらい同じ絵面なのよ。位置関係も表現する工夫がないから誰がどこにいるのか監督しかわからない。「動けポンコツめ」はこっちのセリフだよ。

こんなかんじで半ば視聴を放棄していたわ。最終的にエンディングだけ見たけどわけがわからん。これは視聴不能(☆☆☆☆)だわね。構造的にダメダメだから貶すところがいっぱいあってレビューはしやすかったわね(鬼畜)。ごきげんよう~

↓「バカ」とはこういうことを言うのだ

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スマートな演出「ピエロがお前を嘲笑う」

開始10秒くらいでこれは良作相当ではないかなという予感がしたわ。カメラワークもいい。台詞回しもいいのよ。ハッカーのお話ね。なんかハッカーが自首してくるところから話が始まるのよ。

ピエロがお前を嘲笑う(字幕版)

表現の面が優れている映画だわ。とにかく映像での表現を徹底していて、ハックした行為の比喩表現もうまいからすごく話や手口がわかりやすい。

主人公がある男と出会って4人組のハッカー集団になるんだけど、それぞれの人物が重視しているものや個性が違うからとりあえず区別がつかなくてもなんとかなる。この物語はリアル志向で、主人公の男の子がどんくさくて女の子と親密になれなくて、話が進んでもこれが変わらないところがリアルね。

とにかくこの映画を形容するのは「スマート」という言葉が似合うわね。まず1つ目は巧みな後出し。仲間に変なホームパーティに誘われて大騒ぎしてるんだけど、実はそいつん家じゃなかったみたいな演出があるのよ。2つ目はダブらない説明。ニュースが読み上げられつつ警察が捜査してるシーンをかぶせてるのよね。視聴者は1つの事象に対して2箇所から情報を得ている形になる。ダブった説明がなくてこれまたスマートなのよ。

有名なハッカー集団に認められたくてちょっかい出して、結果として自分らが追い詰められて警察に保護を願い出るのよね。そこが冒頭につながることがわかる。実はここで主人公が多重人格だという話になってちょっと唐突感があったのね。4人組も1人でやっていたと。正直映像的には無理があるわ。

捜査官に自分が多重人格だと自発的に気づかせるように今までの会話の中に色々仕込んでたのね。ただ、やっぱり多重人格には無理がある気がして最後の展開が頭に入ってこなかったわ。最後にまた4人が並んでるんだけどこれが多重人格の演出なのか本当にこいつらがいるのかよくわからなくなってENDよ。

正直わからないところはあるけど、演出だけ見たらいいのよね。ただ、肝心のところが難しすぎて伝わらないのもどうしたもんかなと思うわ。でも前半を見るにちゃんとしたトリックを仕込んでいる映画ではあるはずだからここは視聴者側が責任を被る形で良作(★★★☆)とするわ。それにしてもなんで最後あんなに難しかったのかしら急に。ごきげんよう~

 

マイケルのファングッズ「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

マイケルジャクソンそんなに知らないのよ。スリラーとBeat Itしか知らない私が見ても楽しめるのかしらね。

マイケル・ジャクソン This Is It

リハーサルとオーディションとかのドキュメンタリーが流れる。リハーサルだからカメラも1個しかない。このカメラが限られてるのがもどかしいわね。昔のライブ映像と今の映像を横に並べてたりとかしてるんだけどマイケル知らなくてこれで楽しんでくださいは限界があるわ。ドキュメンタリーだろうが私の前に映画として出された以上映画として見るわよ。

スタッフが自分を把握している歌手との話はやりやすい、マイケルがそうだみたいなこと言ってたけどこういうのをたくさん見たいわね私としては。マイケルが喋ってるところは良いんだけどとにかく少ない。なんかの曲を途中で中止して「もっと余韻が欲しい」って言ってたわ。こういう曲に込めた意図とかが見えるのはすごく良かったわ。ただ、全ての曲にそういう修正があるわけじゃないからなあ。

個人的ハイライトはイヤモニに慣れていないマイケルが音を上げて欲しいというシーンだわね。愛のもとに指摘しているという発言と、自分も慣れようとしている姿勢、この謙虚さがまさにスターの器だわ。この一連の流れでマイケルが好きになった。

とはいえ、これを映画というのは無理があるだろ!これはマイケルのファングッズだわね。素材が限られてるのは承知してるけど、マイケルに予備知識がない私が見たとてこれはダメな映画(★☆☆☆)だわ。これは映画というジャンルに殴り込んできたマイケルが悪い(ド直球)。映画という範疇にある以上いすれは私がこういう言葉を浴びせるのね。マイケルの人柄とこの映画の出来は全く別物の世界だわ。ごきげんよう〜

ショーがいいのにカメラが普通「バーレスク」

クラブで踊るダンサーに憧れた女の子がその座を勝ち取ってスターとして活躍していく物語ね。クラブとかでセクシーな女性が踊るショーってわたし結構好きなのよ。なので期待感と厳しい審美眼で待ち構える。映画としてはややミュージカル映画みたいになってて、ショーと劇が交互にやってくる。

バーレスク

この中で特に言及すべきはわたしが好きなアラン・カミングが起用されていることね。最初に見たのはMASK2(未レビュー・ダメな映画判定)で、その映画の唯一の美点が彼だったのよ。キッズの頃に見た映画だけど「ずいぶん色気のある俳優だな」と思ったことを覚えているわ。クラブという舞台にはぴったりね。なんかお店の人の役(雑)で出てて、出番こそ多くないものの存在感バッチリ。

バーレスクはクラブの名前で、そこでショーが繰り広げられる。ただ、ショーのカメラワークはあと少し期待値に届かなかった。アップのパターンが少ないのよ。胸から上の正面のアップがほとんどで、横からのアングルとかでもっと臨場感を出してほしかったわ。ただ、ショーそのものの演出は良くて、ライトとか衣装とかは実際見たらかなり素敵だろうなと思った。なのでなおさらカメラワークが残念なのよ。

劇のパートでは、店で働かせてもらうためにホールで給仕をするところからスターになるプロセスと、劇場の経営難、あと恋愛が同時並行で展開していく感じね。ただ、カメラワークは普通なのでそんなに劇に注目することはなかったわ。フィアンセのいる男の元に主人公が転がり込んで最終的に結ばれるというのも個人的に好みではなかったしなあ。夜の職業っぽいといえばぽいが。この要素に嫌悪する隙を視聴者に与えているとも言える。ほんとに出来が良い映画ならこんなこと気にならないはずなのよ。最終的に主人公がバーレスクが売却された跡地に高層ビルが建つことを嗅ぎつけて、隣の敷地の眺望が売りのマンション屋に話を持って行って解決してENDよ。

個人的ハイライトは主人公のパワフルな歌唱で、これがショーとも調和しているし間違いなくレベルが高いことがわかる。ただ、これはやはり映画ですんで、人の視線を釘付けにするように設計されてるかというと素材はいいけど甘いかなというところなのよね。最近理想が高くなってきた気がするけど、あのショーがあって映画に集中できないというのはやはりカメラワークに問題があるわ。これは垂れ流ししておくに最適な普通の映画(★★☆☆)ね。女性が見て楽しめる大人の映画かなって感じがするわ。良作寄りであることは間違いない。ごきげんよう〜

聖飢魔Ⅱ GREAT BLACK MASS TOUR「SEASONⅡ」けんしん郡山文化センター 参拝レポ

【ネタバレ注意】

「1階1列目!?!?!?」ミサの2日前にローチケで座席を確認した私。身体の悪いところが全部治ったわ。今回は妹も一緒なのよ。 

郡山に到着~悪魔物品購入

いよいよ当日、ワクワクで妹と合流。郡山駅前の郡山食肉センター(利久の系列店 )で焼肉にする。黒毛和牛のタンと3種盛りなどを頼んだ。空いてたし美味しいしおすすめよ。好きなものをガッツリ食べるなら1人5000YEN。ミサだから奮発ね。ここでしっかり食べておいたから夕方のミサまで体力が持ったわ。

悪魔物品先行販売

そのあと悪魔物品購入(13:00〜)に並ぶ。やはり法被が可愛く、妹はとうとう買ったわ。ライデン宗の妹はライデン殿下ベースボールシャツも購入。身体が一つしかないのに上着を二つも買ってしまったということで、法被は私に貸し与えられる。私はメガネクリーナーとブローチ(D)、ご尊影シャツ、リュックを購入。

リュックは今までのリュックに比べて容量が大きいのに荷物が軽く感じて素晴らしい。背中にピッタリしているということだわ。上には開け口がふたつついている。背中に近い側にはPCや書類を入れる薄いところと、背中から遠い方にはその他荷物が入る大きい部分がある。中は深いが、ファスナーをしめると底上げすることも可能(購入時は底上げされた状態)。ただ、下に深い割には内ポケットが一つしかついていないのが玉に瑕で、ポーチなどで荷物は区切る必要がある。ポーチ系悪魔物品の販売が待たれるわ。バッグの外の面にはポケットが豊富で、出先で空腹時に食べるナッツだとかを入れるのに重宝するわ。荷物が軽くなったのでとにかく嬉しい。

カフェ~入場

悪魔物品を買い終えても14時。そこでいったん車に戻ってグッズを整理して法被やシャツを着て、CAFE OASISへ向かった。もうカフェにも明らかに信者さんがいて、気分は盛り上がる。ショコラテリーヌを食べたのよ。もう楽しいわね。

ショコラテリーヌ

なんやかんやで16:30頃にけんしんセンターに再度到着。入場待機列が形成されてそこに並んでおしゃべりしながら待つことに。前に並んでいた信者さんが私らの話がツボに入ったらしく話しかけてくれて、「今日●●から来たんですよ」などと話をしているうちに開場となる。

一番前とは聞いていたが、いざ座席につくとあまりの衝撃に緊張が走る。ディテールや小物まで見える。「腰を抜かすかも」「気絶しそう」と2人で話していたら、隣の女性信者さんも「私も同じ気持ちです」と話しかけてくれて少し楽しい世間話。さらに反対隣に男性信者さんが来て「近い!!!」とリアクション。話しかけるとお一人で来られたらしく、大興奮していた。席について少し落ち着いたらまず老害アレイをふくらますように妹にテキパキ指示。

開演前アナウンス~開演

開始前アナウンスはルーク参謀。ちなみに後のトークで明らかになったが4会場連続ルーク参謀であるという。「もうネタがないよ」とのこと。新白河までズボンのファスナーが全開だったことを「おっぴろげ」という歌にして披露。

「Season Ⅱのテーマ」とともに、信者の手拍子に迎えられ、聖飢魔IIが降臨!悪魔のシルエットがはっきり見え、下から見上げる形となりさらに威厳を感じるわ。閣下は、「NEWS」の時のようなビビッドなオレンジ色のお髭のお姿。

「Kiss U Dead Or Alive」から始まる。ジェイル代官の微笑みが見える。アイコンタクトが見える。光る汗が見える。そして何より衝撃だったのが「下から見る」というアングル。前の香川では後ろに行くほど目線が高くなるので上から見ていた。やはり悪魔の姿は下から見上げるものなのだと感じたわ。

そして、ふだん遠くから見ていても閣下の動きはよく分かる、伝わる。それだけ動きが大きく見えるということなのね。だから、近くで見るとなおさら動きが大きいことがわかる。ちなみに、最初のトークにてなんと郡山は34年ぶりであることが発覚。

第一部

「Cub The A.I.」の、私の一番好きな「プログラムされている最後を…」のところを歌い上げる閣下の表情が絶妙で、やはりこの部分には複数に解釈できるような意味を持たせていることを私は確信した。

さらに、Season Ⅱで最も好きな曲である「I see You!」では、最後のサビへの「そんな声でも…」のところで、閣下が私の真ん前にお出ましに!こんなことがあっていいのだろうか!

正統派に演出が練り上げられた「Oblivion」とは一線を画す目立ち方をしているのが「Galaxy Of Black Hole」。前衛的な演出で、 エジプトの太陽のようなギラギラとした演出から「Refugees(難民)」の言葉がかかげられ、曲へと突入する。香川公演では「Discrimination(差別)」だったから驚いたわ。でも徐々に曲への解像度が上がっていく。あの楽しい曲調にこれらの言葉が散りばめられている、最も注意深く見なければならない曲だわ。

「老害ロック」で老害アレイを突き上げる。あの親しみやすいリズムに身を委ねていると、目の前のジェイル代官のギターから紡ぎ出された曲と自分が一体になっているのだと感動する。老害トークは、若隆景(福島県出身)の優勝に合わせた話が繰り広げられ、3兄弟の話にまで遡る(相撲通の閣下ならでは)。そこでKAMISORI SYUTOに「そこの老害!相撲の話が長い!」と言われるオチ。

「Oblivion」の演出は練られており、妹は、花火が上がるシーンに合わせて殿下のドラムが鳴るところが印象深かったという。第一部を通して、私の席の前にはかなりの頻度でカメラマンさんがいた。つまり、ここが美しく見えるベストポジションなのだと悟る。 この席を与えていただいたありがたみを噛みしめる。

第二部

そして、第二部では往年の聖飢魔IIの曲、しかもちょっと嬉しいセレクトでこれでもかとくる。ここになると私のメモ帳にはほとんどメモが残っていなくて楽しむことに全力だったわ。子供の頃から聞いている曲が目の前で繰り広げられるんだものね。これ香川で曲順を知っていなかったら本当に気絶していた可能性もある。棺桶が運ばれてきて閣下がお出ましになるのをこんなに近くで見られる日が来るとは。香川に続きまた泣いちゃう私。

ジェイル代官が前に出てきて演奏するたびに、子どもの頃から聞いていたあの音が目の前で紡ぎ出されているという事実にひたすら驚愕、現実味がまるでなかった。嬉しいときも人間って現実を受け入れられないんだなって初めて知ったわ。サポーティングギターのRENOファウストの誕生日が近いので、お呪いもなされる。

蝋人形の館に先立ち、少女(の悲鳴)調査が行われ、今回は相楽晴子という女優の名前が出され、カメラマンさんが「あぁ…!」とリアクションしていた。カメラマンさんくらいの年代なんだろうな。

「蝋人形の館」、これが聖飢魔IIで最初に聞いた曲なわけで、これを目の前で最前列で見られた感動はなんと表現してよいかわからないわ。子供の頃の自分に教えてあげたいわね、あんた最前列で蝋人形の館聞くことになるのよって。

「BIG TIME CHANGES」はロンドン公演と同じキーだが、これ、私が最初に買ってもらった「聖飢魔II 入門教典 THE BEST OF THE WORST」の中でのキーなのよね。なのでこれもとても思い出深い。

「恐怖のレストラン」からは、ゼノン和尚のベースソロが繰り広げられるが、なんと目の前までお出ましになる!ほとんどのパフォーマンスを間近で見られることとなり、僥倖だわ。

そんな楽しい時間はあっという間、いよいよ終わりの時間が…。最後はルーク参謀が手にタッチしてくれた。「わあー!」と私も妹も隣の男性信者さんも少年のような喜び方をした。こうして聖飢魔IIはまた次の地へと旅立っていった…

満身創痍の解散~ドーミーイン

「ああ…素晴らしいもう本当に…」などと話しながら妹にドーミーまで送ってもらって解散。興奮して頭痛がするわ。あと立ちっぱなしで足がめちゃくちゃ痛い。力の限り振り上げた腕も(満身創痍)。ドーミーの大浴場で足をマッサージしたけど焼け石に水だわ。

興奮しすぎて錯乱していたため、あろうことか寝る前に緑茶(カフェイン)を飲んでしまったせいでほとんど寝ることができなかった。眠れない勢いで食堂オープンとともに突撃(6:30) 。朝食のお供は「Galaxy Of Black Hole」のリピート再生。「食いもん紹介で延命してるだけで〜♪」を聴きながら名物のソースカツ丼に舌鼓。テレビを見れば台風が来るらしい。

このあと朝風呂に入って、郡山ドーミー特有のマッサージチェアサービスを受けた。結構ゴリゴリやってくる。パンパンの足がパンくらいに戻ったわ。そして実家の仙台方面へと向かうのであった…。ごきげんよう~

↓香川ミサレポ(全曲網羅&演出特化のミサレポ)

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