ステキな4コマ

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失神するので2度と見られない。絶望と希望の怪作「ロボコップ」

今日は映画の話。「ロボコップ」と言う映画を初めて見た衝撃が忘れられない。Amazon Primeで無料だったときに見た。良い作品なのだが、二度と見返せないような陰惨なものであった。だがやっぱり良い作品というね…衝撃の度合いで言ったらダレン・シャンより上(というか直接的)。ネタバレ注意!

警察官の主人公「マーフィー」が殉職してロボコップとして蘇り、最終的には自分を生み出した組織に巣食う巨悪を始末するという話。作品のメイン画像だけ見た第一印象としてはヒーローものを彷彿とさせるが、このストーリーを彩るのは陰惨で暴力的・グロテスクな描写であった。

冒頭からロボット事故で人が死ぬのは序の口、さらに序盤の主人公殉職のありさまがむごくて、もうどうしようかと思いながら見ていた。この時点でロボコップも当然出てこんし、すごい絶望感。映画のおともに用意したキャラメルコーンののんきなパッケージと本編を見比べながら血圧が下がってゆくのを感じた。しかし、エンディングまで見させる力がこの映画にはあった。

血圧が下がってゆく私とキャラメルコーン

ロボコップは巨悪を見破るが、その組織の人間に危害を加えられないというセーフティに阻まれる。しかしロボコップの前でそいつがクビにされたおかげで撃つことができたのだ。主人公がロボットである必然性もあるし、最後に元の人格が蘇るという希望を感じるエンディングなのだ。私も血圧を下げた甲斐があるというものだ。

この映画はとても力の入ったバイオレンスが展開される。硫酸とかに人が突っ込むと、日本の映画であれば「ぎゃー」って悲鳴と恐ろしい音が聞こえて終わりみたいな感じで想像を煽るのだが、ロボコップはもちろんフルで見せて恐怖心を物理的に煽る。硫酸を浴びた人間がどうなったかを余すところなく見せてくれます(絶望)。

恐ろしくても最後まで見てしまったこの映画、2、3と続編もあるらしい。こんな恐ろしいの続けて見れるかい!といいつつも、衝撃的な展開の映画を血圧下げながら見るのはレビューのしがいがあるなあとも思ったり。めちゃくちゃ体調がいいときに見てみようかな。ごきげんよう~