1作目(良作判定)が結構面白かったから、続編ということでけっこう期待していたのよ。ホラーからアクション系に変わったんだけど、まずそれは良しとしてもこれはミーガンではないですねと言わざるを得ない感じだったわ。ミーガンではないと言ってくれ本当に(切実)。
ミーガンの技術をベースとして作られたと思しきアメリアって言うロボットがいるんだよね。今回はこいつを倒す話になる。それ以上でもそれ以下でもないのよ。しかもミーガンが再登場するまでに30分も要したのよ。これでちょっと嫌な予感がしたわ。
ミーガンの全能感は相変わらず素晴らしいんだけど映画の出来がイマイチということは、ミーガン以外の要素がほとんどダメだったことを意味するわ。まず、大人が対話しているだけの絵面が多すぎる。ロボットすら出てこなくて。かといって大人どものキャラクターが作られてるわけでもなく、シナリオにちょうどよく黒幕がいたり狙われる人がいるだけなのよ。
ミーガン開発者のジェマは今回姪のケイディをさらわれるんだけど、なんか精神的な成長があまり見られない上に「必要なのは共感ではなく、ケイディを守るためならなんでもするマシンだ」というのよ。この発言だけはインパクトあって良かったんだけどそんなに活かされることもなかったわ。
誘拐からアメリアの件まで色々企んでた組織がいるんだけどそこについてはもはや語る価値なしって感じだわ。8/31に大慌てで作ったみたいな話なのよ。お粗末だわ。最後はミーガンを自爆させてアメリアを停止させる。ジェマがなんであの発言の後にミーガンを自爆させるのを戸惑うのか、その心境の変化が全然伝わってこないのよね。結局ミーガンはバックアップを作っていたからまたホームセキュリティの中に逃げ込んでたオチで終了よ。
カメラワークはそこそこいいけど、作品の評価を上げるほどのものではないわね。ロボット絡みでビジュアルが目立つところもあるんだけど中身が伴ってないビジュアルとか評価しないわよ私。カメラワークとテンポでそこそこの作品に見せてるかのようだけど、実態はミーガンという人気キャラにあぐらをかいて中身がカラッポなのよ。ミーガンが映ってないシーンは全て糞(ド直球)。
もう終わったわミーガン(絶望)。一番衝撃だったのが監督が1作目と同じだというところね。ホラー以外の題材作るの向いてなさすぎだわ。これはミーガンではないと断言できるのでダメな映画(★☆☆☆)だわ。強いていうなら出来の悪い映画にミーガンを貸しただけだったと信じさせて欲しいわ本当に。ごきげんよう〜
