知らない男女が同じ空間に閉じ込められるタイプの話。プロットの内容は面白くあるはずだが、演出が惜しい映画ね。低予算で作られてるっぽいけどカメラワークは低予算でも頑張れるでしょうが(鬼軍曹)。知らない人と人が対面してるのに緊張感もうまく伝わってこない。
小屋にたどり着くんだけど抜け出せないのよね。最初は男性、次に女性が迷い込む。そのあとクソ女が来る。小屋の外からは銃声が聞こえたりするし、出て行っても小屋に戻ってしまう。
防空壕を見つけるんだけど地図、年代の書いてある酒があって、ドイツ語で何か書いてある。また小屋に戻って話してるうちに、3人それぞれが違う年代から来たこと、持っているロケットのペンダントから女性→クソ女→男性の順番に親子関係だと発覚。銃を持って外をうろついていた軍人が、女性の父(本来は戦死)だったと発覚。
根本的にあの軍人を助けて運命を変えよう!みたいになるんだけどなんだか1番盛り上がるはずがカメラワークでイマイチ。申し訳程度にアクションシーンがあるんだけどこんなの入れてる暇があったらカメラワークをなんとかしなさいよ(鬼)。最終的に軍人を防空壕に突っ込んで助けて過去が書き変わってクソ女もグレずに母子揃って穏やかに過ごして終了よ。
とにかく問題はカメラワークだわ。ずっと同じ場所で話が展開してて退屈に感じてくるのよ。登場人物の追加以外に大きな変化もないのはまずい。低予算映画らしいが、低予算映画にはターミネーター1、同じ場所で展開する話にはミザリー(ともに傑作判定)があるんだから、これらの要素を言い訳にすることはできないわね。完全にカメラワークの問題だわ。
あと、テンポが悪いのが問題。違う属性のキャラクターが集まっているはずなのに緩急がないのよ。盛り上がってない時と盛り上がってる時の時間の進み方もおんなじだし。
プロットは悪くなかったんだけどかなり退屈したわ。それもこれもこの絶望的なカメラワークのせいだわね。カメラワークが全てを台無しにしてたわ今回。これは普通の映画(★★☆☆)だわね。ごきげんよう〜
