小学校では、かんゆ(肝油)ドロップと言うものを何か買うか買わないか選択させられた。子供心に「かんゆ」って言う時点でカンカンに入っているんだろうと思った。実際に入っている。だが、カンカンに入っているだけではドロップの特色じゃないだろう。
パッケージのカンカンには人の顔が書いてあった。かんゆに関係のある人というよりは、ビスコの子供みたいな感じだろう。とにかくこれは何のドロップなんだと思いつつ食べると、なんとなく甘いような感じがする。チューイングキャンディーのように噛んで食べていくものだったはず。アマゾンで見ると「バナナ風味」と書いてある。なるほど、だから白いドロップだったのね。
かんゆドロップは、ビタミンなどの足りない栄養素を補うことができるものらしく、栄養状態が悪かった時代の名残らしい。母の小学校給食の時は肝油ドロップが1粒ずつ出ていたのだとか。肝油はサメが主流?のようだが、昔はクジラだったらしい(クジラ取り放題だったから)。この時代背景で、当時わりと高級品のバナナの風味とはセンセーショナルなドロップである。
私の子供時代でもだいぶ栄養状態は良くなってきているだろうけど、今もかんゆドロップは小学校で申し込んだりするのかな?ごきげんよう~