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お客さん自身の成長を促す。書評その9「もっと幸せに働こう」MB

私の読書メーターより

この本で印象的だったことをまとめると、「抽象的な概念から自分の方法を探し出し持続可能な状態にする(させる)」と「相手の立場に立つ」になる。まとめちゃうとなんだか普通だなあみたいになるが、これから具体的に話すと著者らしさが出てくる。本の中でよく出てくる「人と違うことをする」も、先述の2つを極めた結果なんだろうなと思う。

「抽象的な概念から自分の方法を探し出し持続可能な状態にする(させる)」

「汎用的な知識と言うのはおしなべて抽象的」という話が冒頭にあった。この文章は、最初は何でも具体的に教えてと言う困った人に対応するためにあるのかなと思っていたが、それだけではなかった。「具体的な手段を教えてください」の弊害は2か所にあるのだと気づいた。1つ目は発信者に。単純に手間がかかるのでそのようなお客さんを相手に商売しないことが肝要なのだと気づいた。2つ目は受け手が自分で考えなくなるため(後述するが、自分で考えると言う事は成長につながる)。これは客単価にも絡んでくる。

「ユニクロやGUのこれを着てください」と言うのは簡単だが、具体的な戦術ではなく、なぜユニクロやGUのそれを着るのかという戦略を身に付けないと持続可能にならないのだと思う。引き続き使ってもらえるサービスと言う観点からも「お客さんの成長を促す」というのが大事なのだと感じた。お客さんは成長したら自分の感情が動く=感動するので、サービスが評価されるので、高い単価を実現できるということだった。

「相手の立場に立つ」

これから実践すべきは、200%の目標を達成するところだけど、MBは「洋服の仕事をしながら年収1,000万円」という目標を立てていて、そのためには「お金をたくさん稼ぐ=多くの人が喜んでもらえる状態」とした。まず未来を想像してそれを現在に下ろす(無理とかはとりあえず置いておく)。そうして、将来のやりたいことをやるために、今のやりたくないことをやるタームを乗り越えてゆく。

また、お客さんに喜んでもらえる話に通ずるが、会ったことのない有名人に会うために色々とやることもすごい。とにかく相手に利益がある行動を取っていた。会ってもらうために、会う前から利益を感じてもらうために、発売したての本を爆買いして「会ってほしい」とメッセージを送るとか。この方法はSNS時代なので、さらにやりやすくなっている。

「相手が主語となった場合にどうするかを考える」といってもいきなり実践はむずかしいから、まずは「ユーザーの立場だったらどう思うか」とか自分のところでできることからはじめたい。自分もなにかのお客ではあるので、そこで嬉しかったことを真似するとか書きだすとか。

本書からトレースできそうな行動

本書の中でトレースできそうな行為は2つで、「直接的な支援の手段確保」と「有名人に会ってもらうための方法」。なぜいきなりこんなことを書くかというと、今のレビューを書いている時点で読んでいる本が、ビリギャルでおなじみ坪田先生の本である。その中に「すごい人に共通しているのは行動のトレースの速さ」とあるのだ。じゃあやってみようということで。

まず「直接的な支援の手段確保」として本日早速投げ銭フォームを設置した!(記事の下部)。投げ銭設置の背景は「支援したいと思ったお客さんがいたときにすぐに支援できない状態なのがお客さんに失礼」と言うニュアンスだった。それもそうだと思った。設置するのは難しくないし、運が良ければ親切な方が簿記の受験や書籍の購入を支援してくれるかもしれん…ということで早速実施したという流れ。

次の「有名人に会ってもらうための方法」については、先ほどの本の爆買いからのメッセージなど。他の人がしていないことをするためには、限られたピラミッドの頂点の人から教えてもらえることはとても貴重(相手のことを思いやるのを大前提として)。会う相手は、将来やりたいことにもよるので、目的を持って準備をしてコンタクトに挑戦してみたいと思う。

それではごきげんよう〜