ステキな4コマ

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職場に隕石が落ちなくてもコントロールできるところからやる。書評その5「勝間式超コントロール思考」勝間和代

私の読書メーターより

あらゆるストレスの要因は「コントロールできるかどうか」にかかっており、コントロール可能な領域を見極めるため、物事の背景に目を向けていこうという本。氷山の一角の下の部分がどうなっているかを考えることで、コントロールできる事象を発見して改善、難しい場合はフィールドを移動という感じ。

ビジネス書には、ある程度の課題を解決するためのフレームワーク(弁当箱)があるので、私の人生に合ったおかずをセットしていくことになる。今回読んだ本の弁当箱の中で「人間関係」と「仕事」についての私の結論はこれ。「人間関係はパンツをちゃんと隠して、仕事については4コマのネタを積極的に見出せるようコントロールする」である。

「人間関係」については職場に極悪人がいるとかではなく、相性が悪いだけなので伝わりにくいなどの問題があるだけ。具体的な背景には、クリフトンストレングス(詳しくはググってね)トップ5の資質に私は「最上志向」上長は「回復志向」という真逆の資質が入っているので、上長は基本的に成果物のぶっ壊れている箇所が目につき、そこから話が始まるのがやりづらいだけ。また、相手の話の裏にある解釈や用語が難しいので、仕方がないので何回か質問してピントを合わせて確認したりとかする。まあ回復志向だからどっかぶっ壊れてるところ発見されんだろという心構えもある。

私の給与を含むお金を部署に引っ張ってくる人間が上長ですので「自分の給与がどこから出ているかは理解していますよムーブ」を最低限するのでございます。つまり、パンツ丸出しで会社にいかないのと一緒か。というわけで、人間関係で今のところコントロールすべきは短気を起こしてパンツを出さないことでございます。

「仕事」の方については、自分が仕事に身が入っていないと「面倒な仕事を持ってくるな」みたいになってしまうのが大変よろしくない。しかも自分の外の世界(仕事の大枠や相手)は隕石が落ちてこない限り基本変わらない(しかも隕石が落ちてきたくらいでは変わらない可能性もある)ので心構えを変えるしかないが、これが結構難しい。そこで、もう少し自分の解釈を良い方向に拡大して漫画にできることを増やして、4コマのネタを積極的に探す方面でコントロールしようという結論になった。そうすれば自分の行動のふりかえりになるし、意外な背景に気づいたり、主体性も出てくるかもと思う。なので、本書から学んだことの中では「1日3タスクに仕事をセーブする」ことが特に大切で、セーブして生まれた時間に漫画のアウトプットも増やさねばと考えた。

総じて、コントロールすべき=問題が多い箇所は仕事への主体性に関わるところなのだなと気づけた。まとめちゃうとベタだが、具体的行動を振り返ってまとめるのと他人からただ「主体性を持とう」と言われるのでは大違いよ!

勝間式 超コントロール思考

勝間式 超コントロール思考

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ここまでが書評(というよりは、本を読んでアウトプットとしてみたこと?)で、書評を書いていて思ったことがあるのでメモしておこう。それは日本人の多くが自分の意見・成果物への指摘と人格否定を一緒にしちゃいがち問題。これ実は私もそうなの…頭ではわかっているんだけど、悲しくなっちゃう…で悲しんでいたところはたと気づいたことが。

これは経験に基づく慣れが必要だと思っていたが、どうやら「目的意識」に依存していることだ。多くの人は経験の上で目的意識を持って行くから「経験」とか言うんだと思う。ところが私は上長と3年もやっていてぶっ壊れるところを指摘されるのはそんなに気持ち良くない。一方で、突然ぶっこまれた突発的仕事では指摘と人格を分けて考えることができた。しかも担当者が違って上長の比ではなく指摘や言い方が厳しかったのだがそちらは全然大丈夫だった(むしろ普段より楽)。これ受けて自分がスーパー状態に入ったのかと興奮した。その次に思い至った。実はこれ、ゴールと作業目的がはっきりしていたことにより「指摘は必要なプロセス」と解釈できたことが要因だった。その証拠に、この仕事が終わってもやはり普段の上長からの指摘はそんなに気持ち良くない(人格は守られてる)。

というわけで、指摘と人格を混同しないという件については、目的意識を持って仕事に取り組めるように習熟していけば解決できると言う枕詞が隠れている。ゴールを共有できている仕事ってそれほど実は多くなかったりするが、認識が合わなかったら4コマが出来上がるだけだからメリットだらけになった。ごきげんよう〜