ステキな4コマ

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カメラワーク不足を補いきれなかった「オーメン2/ダミアン」

前回ダミアンを殺害しようとして失敗した大使の弟(つまり叔父)の家から始まるのよね。そこにダミアンは引き取られていた。

オーメン2/ダミアン (字幕版)

開始早々残念なのはカメラワークがイマイチになってしまったことね。監督が変わったんだわ。前みたいに画面に注意を惹きつける意図が感じられないのよ。まずはダミアンの不気味さを察していたおばあさんから殺されてしまう。今回は、ダミアンといとこの学校生活と、叔父の会社の経営の話の2軸で展開していくわ。

この作品のハイライトは、ダミアンが学校でいとこのために力を使って同級生を苦しめたってシーンね。ここが前作との大きな違いにもなっているわね。その後も叔父に警告してくる人がいるんだけれども、カラスにやられた後に殺されてしまう。あと会社の人が亡くなったりしている。

ダミアンは類まれなる才能を開花しつつあって、学校でも優秀だったのよね。そこで先生からは聖書を読んでみろと勧められる。それによって自分の頭に666の字があることがわかり、悩む。ただし666の配置が前回と変わってないか

この後会社プラント見学に行って、もちろん事故が起こってしまう。ガス漏れなんだけれども、ガスを吸ってダミアンだけが唯一なんともなく無事だったのよね。それに目をつけた医者が追加で検査したいって言ってたんだけれども、エレベーターが事故を起こして身体が真っ二つになって死んでしまう。本編で1番死の扱いが大きかったわ

そんな中、前作ダミアンを殺すために用意されていたあのナイフの存在がまた出てくる。あと何かニューヨークにダミアンの絵があるらしい。このナイフの話を博士がしてくれる過程でこっそり話を聞いていたいとこは、ダミアンが悪魔の子だと知ってしまう。ダミアンは一緒に来てほしい、自分にとっては兄だと言ったんだけれども、聞く耳を持ってもらえず、殺害に至ってしまう。ここは見せ場のはずなんだけど思ったほど盛り上がらなかったわね

いとこの死を受けて、ようやく叔父も気づく。実際の絵を見に行ったところで、神父も1人亡くなっている。いよいよナイフを用意しようとしたときに、実は妻である叔母も味方だったと発覚。そのままナイフを突き立てられ殺されてしまい、叔母も焼死してしまうと言う幕切れだった。これでダミアンはまた生き続けてどっか行くんでしょうね。

前回はカメラワークで魅せていたんだけれども、今回はダミアンの悩みとかがクローズアップされているわけでもなカメラワークの不足を他の様子で補いきれなかった感じね。かといって叩くほど悪いところもないからこれは普通の映画(★★☆☆)だわね。ごきげんよう〜