ポケモンがいる世界の話なのね。主人公は、父(探偵)が事故死したと聞かされた。でも父のパートナーのピカチュウが人間の言葉を話せる状態で帰って来ていたのよ。ここに来る以前の記憶は無いらしい。ピカチュウは主人公にだけ話が通じる。
このあたりであまりいい予感はしなかった。カメラワークははっきり言って良くない、テンポも良くないなと感じてたわ。私ポケモンに思い入れとか無いからなんの感動もないし、ここからどう展開するのか。
主人公は、パートナーが無事なんだから父親も無事なんじゃないか理論で色々探し回る。その過程で怪しいガスが出てくる。ポケモンを凶暴化するらしい。私が画面の外によそ見した隙に謎の老人が出てきててホログラムで事故当時の映像を確認。父が生きてそうみたいな雰囲気になるのね。そんで記憶はミュウツーに消されたらしい。
研究所に忍び込んで戻るときにドダイトスの庭とかいうところでいらないアクションシーンがあったのよ。逃げようとしては地面がめくれてまた逃げてって感じでもう私は眠い眠い。どうせ地面にのまれないことを視聴者は知ってるんだからせめて見たこともない絵面で盛り上げるとかしないと厳しいわよ。
最終的に老人が悪かったんだけど、冒頭にいたミュウツーが助けてくれようとしてた流れなのね。最後は老人がミュウツーにのりうつってガスばら撒いて大暴れする。結局本体についてる発信機みたいなのを取って終了よ。
見事にポケモンというのれんの上にあぐらをかいた映画だったわ(船場吉兆)。ポケモン出しときゃあんたら嬉しいんでしょみたいな魂胆が気に入らないわね。この映画自体がポケモンである必然性も感じない(=ポケモンを消しても成立する)のが大問題。カメラワークもテンポも悪くてポケモンに興味がない人を引き込むパワーもない、かろうじてストーリーが普通くらいの厳しい作品だわ。これはダメな映画★☆☆☆ね。ごきげんよう〜
