母も観たことがないが名作という評判だけ聞いている作品。私も評判を聞いて期待してみたんだけど、まあ…難しいわね…。
【主要人物】
・トト
・おじさん
序盤はトトっていう子どもが映画の映写室?に忍び込んだりしつけで叩かれて育つ場面ばかりなのよ。子どもは子どもでむかつくし(直球)、どこに感情移入するまもなく話が進むわ。結局恋愛したり兵役したりして映画監督として有名になってきておじさんの葬式に出席して終わりよ。
名作と言われる理由は正直わからないわ。ノスタルジックもなくはないが、最近観たスタンド・バイ・ミーに劣る。劇中劇がある都合上、合間に映画が挿入されるんだけど、それが長くて観客のリアクションも映すから長い長いくどいくどいで大変だったわ。とにかく眠くて大変で、一回停止して地上波の孤独のグルメ見たら目が冴えてきたのよ。この眠気はこの映画のせいで起こってるのよ(糾弾)!
葬式で地元に帰ってきたら、体罰したりしていた母親が年を取って一番マトモになってちゃっかり立派なセリフも喋ってるのよ。そんなことあるかいな。おじさんの葬式のシーンはある程度見れたから、おじさんと知り合ったら葬式まで直行したほうがいいわ(過激派)。
私は映画を見るスタンスがかなり受動的で「俺は客だぞ(だから楽しませろ)」と思っている。なので、主体的に感受しに行くことは稀で、映画によほど魅力がないと切り捨てるのよね。そこの閾値を超えないのが本作だわ。
おそらく今の映画のような洗練されたリズムとは違う力学で動いてるんだろうと言える。テンポとキャラクターと雰囲気どれも中途半端で、私に言わせればこれはいわゆる普通の映画だわ。ごきげんよう~
↓ノスタルジー要素で勝ってる
