ステキな4コマ

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前作踏襲の良クオリティ「メン・イン・ブラック2」

物語はチープな再現ドラマから始まる。ところが、この物語にとって重要なビデオだったのよね。

メン・イン・ブラック2

【主要人物】
・J
・K
・犬

前作に引き続き、ストーリーがしっかり作られたコメディね。これは何も考えずに見て面白い映画で、お菓子を食べながら気楽に見られる。コメディとストーリーは4:6くらいだろうか、だいぶ良いバランス。

MIBを引退したKは「光」と呼ばれるとんでもないお宝を隠すのに立ち会ってたから場所を知っているらしい。前半は悪役が「光」を探し回ると同時にJはKを郵便局(勤め先)から連れ出して記憶を戻す。後半は追いかけっこして対決する。

ピザ屋のアルバイトの女性が今回のヒロインで、彼女の記憶をJが消していないというのがまたポイント。MIBにとって民間人の記憶を残すことがどれだけリスクになるかというところ。民間人と交流できないMIBの人間にとって、人間関係上特別なのが今回のKの復帰ね。これがストーリーの主軸になっているので感情移入もしやすい。

Kが「光」を隠した時代のなんとか星の姫がいたんだけど、その娘がアルバイトの子だったのよね。お宝へと導くアイテムも持ってたし。最後はお姫様だからということで自分の惑星に送り返されるという超展開で終了よ

この映画のポイントとして、とにかく面白い絵面を作るのがうまい。エイリアンがいる世界なので何かしらの形で暮らしており、やたら天井の低い住処に住んでいるので人間は首をL字にして会話したり、ロッカーに住んで宗教的に大騒ぎしていたりする。そんな独自の生態系がこの世界の設定を深めるわ。

また、良かった点として、序盤から合流した新しいパートナー(犬)がまったく役に立っていないところね。JとKが話を進めるからそれでいいんだろうけど、それにしてももうちょっとなんとかするだろ新キャラなんだからというのは通用しないようだ。

かなり気楽な映画だが設定はある程度作り込まれていて、真剣にストーリーを見る中で笑いどころがあるという1時間半に没入。あっという間だったわ。これほど受動的に見ても十分楽しめるということは、そうとう世界観とストーリーが良い化学反応を起こしている証拠と思うわね。前作に続き、これも良作と言えるわ。疲れたときに是非見てほしい。ごきげんよう~

↓前作

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メン・イン・ブラック2

メン・イン・ブラック2

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