ステキな4コマ

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ストリート胡弓の話

今回は、ストリートミュージシャンのお話。5年以上前に初めて中国に行ったときの出来事である。ちなみにまだ現金が使えた頃だ(今はデジタル化が進んで現金は嫌がられるらしい)。

ほんで、出張でとある地方都市を訪れたのだが、ストリートミュージシャンがいて、アコースティックギターをやってたりする。こういうのは日本と一緒なんだなあとしみじみ。また、恵まれない子供達に募金系もいて、ひたすらなんかのBGMを流しつつ、とてもテレビで写せないような過激な写真(疫病の現状的な)で募金を訴えたりしているんだが本当にそういうユニセフ的な組織の人なのかが分からんので見送る。

そんな中に、本格的な出で立ちのおじいさんがいた。見事な長い白髭をたくわえて、紫のローブを着て、胡弓という楽器を構えている。おじいさんもストリートに出るんだな。それにしてもこれは期待できそうだ。いざ演奏が始まると、

ストリート胡弓の腕前

下手なんかい!素人の私にもわかる、弦と弓がこすれ跳ねて不快な音が出るこの感じ。この出で立ちだったら相当うまくないといかんだろ!と思いつつもギャップが面白かった。形から入るタイプだろう。

だいたい、演奏がうまかったらストリートじゃなくて宮廷とか高級レストランとかにいるよね。ストリート胡弓のおじいさんのサクセスストーリーはここからはじまるのだ。そんな感じで、楽しい中国だった。何か思い出したらまた書いておこう(出張要素まったくなし)。ごきげんよう~