アメリカに、ヨセミテ公園なるものがあるらしい。さくらももこのエッセイで知った。まさかヨセミテが地名であるということに私は大変な衝撃を受けた。さくらももこのエッセイは面白い水虫の話ばかりではないのだ。いろんなことを教えてくれる。それにしてもヨセミテってなんだよ!
「ヨセミテ」という言葉には、「来て!見て!ほんにゃらミュージアム~♪」みたいなノリを感じる。なんかを寄せて見るんでしょうな。ヨセミテフェアとかありそうだ。みんなが集まる楽しい場所のイメージ。というか日本語だろこれ。
そういや昔、MacのOSにもヨセミテというのがあった。この時もなんだこれと思ったものだ。OSの名前とは、およそ思えない。最初アプリとかサービス名なんかなと思ってた。日本語とも外国語ともつかないような何とも言えない言葉だった。昔はLionだとか分かりやすかったんだけど。なので、このOSのヨセミテが何かが分からなかったので、どう自慢になるもんなのかがよくわからんかった(ライオンは立派だからOSとして自慢になる理論)。
ところが、ヨセミテの語源はなんと「殺し屋たち」であるらしい。今では消滅寸前の古い言語で、原住民が渓谷に住んでいた恐ろしい一族を殺し屋と形容する言葉が「ヨセミテ」だったのだ。なんだったんだあの楽しいイベント(の幻影)は。一見陽気な言葉に恐ろしい意味が入っているとなんだか深い伏線のようでドキドキするわい。ごきげんよう~