ステキな4コマ

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変なチラシ持った奴が近づいてくるのを私は許さん!

その日、駅前に怪しいおっちゃんが立っていた。チラと横目で見たが自転車で来ているらしい。ラジカセか何かで中途半端な音量で演説かニュースのような音を流している。自転車の荷台には絵が立ててあって、紫か深いブルーを背景に富士山が書いてあるようだった。文字もあるがそこまでは読み取れず。分かるのは、近づいたらなんか勧誘を受けるということ。しかしそこを渡らないと用が果たせないし、こんな怪しいやつのために私が道を譲る道理もない。許しませんよ私は!

私は怪しい勧誘は許さんので、心を鬼にして通過する。そうすると話しかけようとしてきた。ああいうのって枯れ木のような小声で話しかけてくるんだよね。私は普段よく道を聞かれる=わりと話しかけられやすい顔をしているので、明らかにこちらに期待が向けられているような気がする。おそらく小声で話しかけても耳を傾けてくれる優しい人に付け込んで変な勧誘をしようとしているのだ。そんなこと私は許しません!!

このときばかりは私は邪悪なオーラを出して過ぎ去る。枯れ木のようなおっちゃんは気が弱そうな人なんだが、勧誘を断られても大丈夫なタフさを持っていて、街に延々と立ち尽くす体力があると言う謎の人員。どこからああいう人員が湧いてくるんだろう。もう許さん!こんなに怒ったのは簿記の練習問題以来だよバカヤロー!ごきげんよう~