ロシアの女スパイが職場で自分の正体をバラされて任務を遂行すべく逃げ回るのよね。ソ連vsアメリカの構図が見えるわ。
職場に男が来て、スパイとして育てられた娘の話をするんだけどそれがソルトなのよね。「ロシアのスパイがロシアの大統領を殺す」というが、それってどういうことなのかしら。ソルトが組織の中で正体をバラされてすぐ逃げ回るシーンは良かったわね。即席で化学薬品を合成して机と椅子の足でミサイルのようなものを作ってたわ。
そのあとソルトは教会の下へ向かうのよ。葬儀をやっているらしい。そこから足場を崩しておっさんを殺害したのよ。よく分からなかったけど話の流れだとロシアの大統領ということになるわね。
ロシアの仲間たちと船で合流したが、忠誠を試される過程でソルトの旦那が目の前で殺されちゃうのよ。ソルトは船の連中を皆殺しにして次の作戦を実行するわ。専用機に乗るんだけど、そこで待っていたロシアの同胞はソルトが皆殺ししたって気付かずそのままアメリカ大統領暗殺へ乗り出すのよね。
ここから話がけっこう情報増えるのよね。暗殺の直前で、かつての同僚が実はロシアスパイの同胞だったことが発覚する。そいつは大統領の核ミサイルを発射しようとしている。こんな中で、死んだはずのロシアの大統領が生還したことが明らかになった。ソルトが旦那の毒グモを持ち出して一時的に大統領を死んだかに見せていたのね。そこで同僚とソルトの対決になって、ソルトは同僚を殺害することでアメリカ大統領殺害とミサイル発射を阻止したことになる。そのあとCIAが来て身柄を拘束されるが、ヘリでの尋問の途中で脱走して終了よ。
問題点として、アクション映画にしてはアクションのバリエーションが不足してるわね。車から車に飛び移るのは1回でいいわ(個人の好み)。カメラワークはそんなに悪くないんだがアクションのバリエーションがないからどんだけありものを良く撮っても限りがあるということね。
あと、ソルトはなんでもできるしアクションもすごいのに超人感があまり感じられなかった。これは映画のパワーが不足してるってことかしらね。スタイリッシュすぎて違和感がなさすぎると言うか想定範囲内すぎるのかも。
目立った良いところがあるわけでもないんだけれども、総じて積極的に文句言うところもそんなにないのでまあ普通の映画(★★☆☆)ね。ごきげんよう〜
