なんか最初からドンパチやってんだけど、爆破シーンだけ随分豪華だなと思ってたのよ。このあたりからあまり良い予感はしなかったわ。
ストーリーもあって無いようなもので、悪の組織に危険な兵器がわたってしまうから阻止するというだけのものよ。なんか金属を食い尽くすようなやつだった。
悪い組織はなんか注射して超人をたくさん作って送り込んでくるのよね。それを迎え撃つのがGIジョーというすごい組織。悪い組織には主人公の元恋人もいるんだけど大した設定ではない。
この映画が伝えたいポイントは「すごいCGできたから見て見てー！」の1点しかないのよ(超過激派)。そこにしか金かけてない。バトルシーンではうっすいキャラクターが画面を縦横無尽に駆け回るわ。
なんかGIジョーの基地？に悪い奴らが襲撃してくるんだけどあんなに最先端CGでキーボードとかもCGで宙に浮いてるのに扉は普通のアナログであっさり侵入されてるのよ。なんかこう最先端の監視システムがあれよ！こんなガバガバなことってある！？ツッコミどころにしてるならともかく、これをシリアスに作ってるから笑えないのよね。
よく「頭を空っぽにして見られる映画」というジャンルがあるけどこの映画頭空っぽを履き違えてるんじゃないの(過激派)。そういう映画はメン・イン・ブラック(良作判定)のようにちゃんと設定や映像の意味ある絵面の作り込みをして視聴者の負担を最小限にとどめているから成立するのよ。
なんか肝心のものを探してみんながウロウロしたり脱出したりするんだけど遠景や全体像から細部にフォーカスしていかないからここがどこなのか全然わからないのよ。終盤で敵が自分に注射して顔が金属になったわ(未解決)。あとヒロインの肉体にはなんかの破片が残っているらしい(未解決)。もしかして続編を作る気マンマンだったりするのかしら(姑の小言)。最後に主人公がGIジョーに正式入隊して終了よ。
なんだこれは。最近酷評した南極物語より破綻してるぞ。CGを見せたいなら上には上がたくさんいるからダメでしょこんなもんじゃ。これ金だけかかってないか。南極物語でさえ最後まで見ようという意志は残っていたが、これもう途中からどうでも良くなったからね。
カメラワークも大した事ない、CGの出来に甘えて良い映画を作る意志やストーリーの説明を放棄したとしか思えない、これはダメな映画だわ。これ今のところ歴代ワーストだわ。金の無駄遣いね。ごきげんよう～
