ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

なんか散漫な映画「ビートルジュース ビートルジュース」

友人から勧められたんだけれども、これ続編じゃんね。まあとりあえず見てみるか。丘のに立ってるお家のところにカメラがズームアップしてって始まる。ティム・バートンみを感じる美術とBGMが合わさって良い予感がしたんだけれども、それは見当はずれだったようだわ

ビートルジュース ビートルジュース

なんか死者の世界では死体が蘇って夫のビートルジュースという人物を探していると言う事はわかったわ。ビートルジュースは想い人である主人公を追っているという関係なのよね。

現実の世界では何か複雑な人間関係が描かれていた。主人公の夫が亡くなっているとか、主人公と母親との関係性が良くないだとか、主人公と娘との関係性も良くないだとかいろいろ書いてあるんだけれども、テンポが悪いしカメラワークもイマイチなのよね。正直前半は丸ごと必要なかったわ。必然性のないイベントを詰め込まないでほしいのよね。 

屋根裏の物置から街のジオラマみたいなのが出てきて、「ビートルジュースと3回言ってはいけない」って言うところから話が展開すればよかったのよ。実際ここから物語が動き始める。3回唱えた結果、死者の世界に落ちたわ。主人公の娘がある男の身代わりに死者の世界に連れ込まれて助けなきゃいけなくなる。それで主人公はビートルジュースに助けを求めざるを得ない状態になる。ここのプロットだけで言ったら面白そうなんだがなあ

死者の世界では、亡くなった父と娘、妻(主人公)との交流も描かれるし、そういうところはよかったんだけれども、その家族愛は映画の奇抜さに反して普通なのよね。ビートルジュースと主人公の結構式場でさっきの蘇った死体が迫ってきて最後の戦いがあるわ。以前襲ってきたサンドワームを娘が召喚することができて撃退。なんでちょっと本を読んだだけで召喚できるんだよ。あと娘を助けるのと引き換えにさせられた結婚も契約違反で無効になって、もとの生活に戻れてよかったねみたいな話だったのよ。

これ正直、映画の形はしてるけれども、話が散漫な印象を受けるわ。こんだけティムバートンの美術が施されているのにそんな感想になるということはストーリーが噛み合ってないのかしら。何を見せたいのかわからなかったわ。ま~ティムバートンもいつもナイトメアビフォアクリスマスと比べられちゃうからかわいそうよね。とりあえずこれは普通の映画だわね。ごきげんよう〜