前に見た「サブウェイ123 激突」のデンゼル・ワシントンが気になって、同じ主演の作品ね。すんごい余談なんだけど、冒頭に子どもの笑い声が聞こえて、それがディディーコングレーシング(N64)の冒頭のレア社のロゴで聞こえるのと一緒っぽかったわ。
【主要人物】
・クリーシー
・ピタ
誘拐、不穏、残酷を強調する冒頭で、殺しに疲れた男クリーシーがボディガードとして雇われた。屋敷のお嬢さんピタとは仕事と割り切り接していたが心を開くようになる。ピタは銃声が苦手で、水泳大会のスタートを上手に切れないでいた。それを克服させるべく、クリーシーは自分がかつて遠ざかった銃声にピタを慣れさせていくことになる。そうして次第に勉強を教えたりする微笑ましい関係性に発展した。ピタからペンダントもプレゼントされるほどに。
そんな折、ピタがイヤイヤ通わされていたピアノ教室の前で誘拐されてしまい、クリーシーは銃撃戦の末倒れる。目が覚めると「実行犯もうまい汁をすすったやつも殺す」として復讐の鬼となり蘇った。
とんでもない汚職組織があって、クリーシーは下っ端を拷問にかけてどんどん上に上がっていく。ATMカードから履歴を辿ると、ショッキングなことにピタの父親の名前が。借金まみれの家を継いで資金繰りに困って、安全なビジネスとしての誘拐を受け入れたのだという。ピタ父はクリーシーが置いていった銃で自害。
最終的に親玉「ボイス」と交渉して、クリーシーとピタの命を交換することに。ピタと抱擁して、クリーシーは車で連れて行かれた。最後に没年が表示されて終了よ。ここまできてあと一歩ボスに及ばないのが悲しく悔しいわ。寝る前にこれのエンディング思い出して泣いたわ。次は絶対コメディ映画ね。
心象描写の巧みさが平均以上で、カメラワークから緊迫感も出ている。2時間半の長丁場を魅せるストーリーも、前半の微笑ましさと後半のハードさ、それぞれカラーが違ってよかったわ。ほんとに終わり方が悔しく悲しかったが、これが印象に残るのよね。これは良作だわ。ごきげんよう〜
↓同じデンゼル・ワシントン主演
