ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

刑事ドラマ「アリゲーター」

下水に流された子ワニが成長して人を襲うキャー系と思いきや、これは刑事ドラマだったのよね。

まずハイライトは女の子の父親が小アリゲーターをトイレに流してしまうシーン。お手洗いの水がのろのろぐるぐるする演出はおそらくテルマエ・ロマエの時空移動の元ネタではないか。

アリゲーター

【主要人物】
・警官
・博士
・アリゲーター
・むかつく記者

仕事で相棒をなくした警察官が主人公で、この人の視点からアリゲーターにどう対峙していくかと言う物語になっている。途中でパートナーとなる博士のかつてのペットがその問題のアリゲーターだった。

相棒をなくした主人公に対してむかつく記者がしつこい取材をしてくるが、後日アリゲーターに食われることとなる。むかつく記者が食われながら写真を撮ったことでアリゲーターの存在が公になる。

アリゲーターは急激な成長をしてるんだが、これは動物実験をしている製薬会社があったせいでこうなっている。しかも、この製薬会社の不正が後の主人公がクビになる要因にもなっているようで、物語は設定の中できちんと回って完結している感じがある。

警察官は事件に深入りしすぎて、汚い権力(雑)にクビにされてしまう。序盤で職場に現れた気が触れた爆弾犯みたいなのがいたんだけれども、そいつの爆弾を証拠室から盗んでアリゲーターを倒しに向かう。

下水に潜り、ガスで弱らせてダイナマイトで吹き飛ばすことに。あとは自分がマンホールから出れば終わりと言うところで、もちろんマンホールの上にはのんきなおばちゃんの車のタイヤが。博士がどかしてくれたおかげで命を救われ、復職して終わりよ。

全体的な演出にジョーズへのリスペクトを感じるわ。登場した要素はストーリーに絡んで綺麗に片付いているあたり作りが丁寧で、地下での戦いという差別化ポイントもあり、単なるジョーズフォロワーにとどまらない良作と言えるかな。ごきげんよう〜

アリゲーター

アリゲーター

  • ロバート・フォスター
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