以前、木下大サーカスを初めて見に行ったときに衝撃を受けた。これ北斗の拳と男塾と伝統芸能が合体しとるじゃん!
手始めに世紀末覇者みたいなライオン使いが登場する。ライオンが5頭いる檻に入って長いムチを振るっていた。なんかよくわからんがライオン座ってたんで従っていたと思う。
また、男塾といえば「こんなものを競ってどうするんだ」というしょーもない種目を根性と熱さと画力で読者に納得せしめてしまうものだ。サーカスもまた「ここまで競ってどうするんだ」というものをやっている。逆立ちのまま足場(手場?)にレンガを高く重ねていくというものであった。マッチョが出ているところも男塾に拍車をかける。
芸が決まると「テーン」って軽いシンバルのような効果音がするので観客はここで拍手をするんだなと分かる。こういうお約束なんだな。サーカスは歴史もあり、観客に見せる内容も昔から変わらないということで、そのへんも伝統芸能感に磨きがかかっている。
よく、サーカスはシルクドソレイユと対比されるが、シルクドソレイユはおしゃれすぎてじーちゃんが理解できなかったからこの方式も大事なのね。ごきげんよう~