おじやってなんだよ!おじさんか!ばあやの対義語か!というような名前の料理だ。実家では、腹を壊したメンバーがいる時や、料理が面倒な時におじやが出てくる。白菜やさつまいもなどを切って、味噌で味付けをしてご飯と一緒に少し煮たものだ。
それにしても「おじや」とは冴えない語感である。例えばリゾットとかミートソーススパゲティとかは先進性があるのに、こっちはいまいち決まらない。おじさん要素が入っているからか。
おじや=雑炊の方言であるらしい。雑炊のほうが重厚でかっこいいわな。だいたい方言って野暮ったい方面になる気がする。寺の行事であるお十夜(=10日間昼夜を通して念仏を唱える法要)に振る舞われる粥が元ネタで、おじやと呼ばれた。このエピソードはかっこいいんだが、やはり語感がイメージをおじさん方面に持って言ってしまうのが惜しい。ごきげんよう~