たまにワイドショーとかで見る「あわや大惨事」。あわやってなんだよ!大惨事には至らないが、どう考えてもあわててる感じだ。世界まる見えテレビとかが好きそうな文言である。
だいたい、ちょっとお祭り騒ぎが入ってるだろこの言葉。歌舞伎の「音羽屋」みたいな「あわ屋」で大惨事があったとかかもしれない。歌舞伎の家で大惨事とか、ワイドショーが不祥事するようなもんだから盛り上がりそうだ。あわや大惨事の見出しがつきそうなイメージの事件は、ドンキホーテで火災警報誤作動で近隣泡だらけになったアレである。ぜったい泡に引きずられているが、特にけが人とかは出ていないので大惨事ではない判定(?)。
ほんとに深刻な時にはもっと深刻な語彙が出てくるはずだから、「変な事件」みたいなときに使われるのだろうか。私の頭が変な事件しか想定していない可能性も大いにある。ドンキの場合は激化しても変な事件になりそうだ。
調べてみたところ、なんと「あわや」とは、感嘆詞であった。「あなうれしや」の「あな」みたいな。咄嗟に出る言葉らしい。つまり「あわや大惨事=うっわーあっぶねー大事件なるところだったよ」みたいな感じなのね。「あわや大惨事」って見出し映えしそうな言葉だから今も親しまれているんだろうな。ごきげんよう~