ステキな4コマ

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お仏壇のチーンについて

今日はいわゆる「お仏壇のチーン」の話。うちは特に宗教にこだわりは無いが、実家にお仏壇がある。誰かの何回忌のときにはお坊さんが家まで来てナムナムしてくれる(声がいい、うまいと評判)。お坊さんはナムナムのところで「チーン」を使うわけである。

ある日、ローカルテレビ中継で、黄金の資産を孫まで代々継ぎましょうみたいなやつがあって、金でできたさまざまなものがデパートに並んだ。その中に金の「チーン」もあるのだが、「リーン」みたいな澄んだ音色をしていたので驚いた。ちなみに、葬式した親戚のところは典型的な「チーン」で小さいボディ(たぶんこれがスタンダード)。うちの田舎は「コーン」っていう。ボディがデカくて重い。

よくある感じのCM

このチーンは「りん(おりん)」と言って、亡くなった方まで聞こえる音を届ける(そこに祈りをこめるということかな)ものだ。あとなんかお坊さんがリズムを取るための打楽器でもあるらしい。たしかに、金のチーンはたしかに極楽浄土まで届きそうな音色だった。一方、親戚のところの音色がいかにも典型的すぎる「チーン」だと笑ってしまいそうになる(不謹慎)。お葬式と笑いってどうしてこんなに紙一重なのか。ごきげんよう~