お歳暮やら新年のアレでお菓子とかを持っていくことがあると思う。これは我が家に来た頂き物だが、感謝なのにどうしてこんなにフォントが怖いのか。この蝶結びの水引きの下には「本年もお世話になりました」みたいなメッセージが「感謝」とは違うフォントで書かれている。つまり、この感謝のおっかないフォントは、わざわざ感謝のために選ばれたものである可能性が高い。
これは「古印体(こいんたい)」と言うフォントらしいのだが、書体のルーツは奈良時代まで遡る。お店でもハンコがくるくるに入って売られているが、印鑑の文字として美しいフォントだそうだ。なんでこれが怖いフォントのイメージをもたれるようになったのか。奈良時代=歴史がある=古文書=呪いのイメージとか?
しかし、「かまいたちの夜」にも使われているフォントなので、ハンコの枠をはみ出るとフォントの形そのものが無条件に怖いんだな、きっと。というわけで、2023年も本ブログでお楽しみあれ!ごきげんよう~