ステキな4コマ

毎日更新。茶の間で日記と映画の話をするブログ

【記事】仙台コミケ参戦報告

 

ごきげんよう!支配者のダンディである。

2019年3月3日(日)、仙台コミケ250で華々しいコミケデビューを飾ったので、その記録をここに記す。かなり細やかに記録しているので、仙台コミケ参加を検討しているお友達向けでもある。

当日は「ステキな姉妹」として妹・エッティともに参戦し「ステキな御本」(A5コピー本)を頒布。友人以外は全員表紙だけ見て購入という凄まじい成果を得た。

 

1.思い立ち・準備編

ダンディ様は思い立った。「せっかく美麗作品を作っているのだから、これを書籍にして末永く残そう。そうだ!コミケに参戦しよう!妹とともに。」

そこで、地元イベントに参加して足元を固めようと考えた。それが仙台コミケである。あまり規模の大きくない地元のイベント。しかも、開催日は大型連休でもない普通の土日である。なので、ぎゅうぎゅうのイベントにならず、ほどよくイベントの感覚をつかめると考えた。そしてこの考えは正しかった。

サークルカット 

↑画像:麗しのサークルカット

 

参戦前は制作とともに、ひたすらコミケに関するまとめサイトなどを読んでいた。持ち物については、3サイトくらい読めばだいたい間違いなく、過不足もない。本はコピー本にするか、印刷所に頼むか...など。結果として中綴じのコピー本にした。中綴じ用のホチキスも購入。両面印刷の場合、裏写りしないかを気をつけて紙を選んだほうが良い。

 

2.直前編

いよいよコミケの前日。妹の作業がやや遅れ気味であった。仕事が忙しいこともあり仕方がない。そこで私は姉としてできる精一杯のことをした。作業している妹の向かいに座り、一緒に歌ってあげたりしながら妹を鼓舞した。

やがて、妹の原稿が完成す。当然予測できていたのだが、妹と私の原稿サイズが違い阿鼻叫喚の事態に。2人ともクリスタ(Clip Studioというお絵かきソフト)を使用し、妹はA4、私はB4で作成していたので、これのサイズをあわせる必要があった。しかし全く同じサイズにはならなかった。最終的に私のB4をまず妹のA4と合わせて、それからA5に縮小してPDF化するという形をとった。(私がクリスタEX版を持っていたので、PDF化プラグインをもって実行)。

 

そうこうしているうちに日付変わって3月3日、午前0時。いよいよ印刷である。実家は自営業であるため、ありがたいことにコピー機が借りられた(完全にそれをあてにしていた)。

印刷機の設定を光沢紙にしていないばかりに、光沢紙の印刷がずれたりかすれたりして、いくつか無駄になってしまった。表紙を光沢紙にする場合は、設定を忘れずに!

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↑画像:「ステキな御本」製作中

表紙と、カラーページと、白黒ページに分けて印刷した。まず表紙だけを2つに折り、残りを組み合わせ、ホチキスでとめてから表紙以外の全体も2つに折る。先に表紙だけを折るのは、ホチキスを押すガイドのためである。

 

こうして、美術館にいつ並べられてもおかしくない大傑作「ステキな御本」(A5コピー本)が完成したのである。本の形になると、いよいよこのステキな物語が知らない人の手に渡っていくという実感が得られ、ますます誇らしい気持ちが強まっていった。

さあ帰ろうと扉にもたれる形で開けようとしたところ、扉が開かない。妹が防犯のためにと鍵をかけていたらしい。そうかそうかと鍵のツマミを回そうとした所、回らない。この中で一番力がある母がやっても回らない。先程扉に体重をかけたせいだろうか。「まさか、私達ここから出られないんじゃ...!?」と心配したが、2,3分の格闘の末、鍵は無事開く。

とんでもなくつまらない深夜2時のラジオを聞きながら車で帰宅。なんやかんやして、深夜3時に寝る準備が整ったが、興奮して眠れず、最終的に眠れたのは4時であった。(ダンディちゃんは遠足の前日は眠れない派)

 

3.当日編

 午前8時、妹が起こしてくれた。妹は化粧を済ませ、私も超形態になる準備を整える。

 

ステキな姉妹は華麗に車で参戦。会場は夢メッセみやぎ。駐車券などの事前手続は不要で、そのまま駐車できた(無料)。サークル入場開始の10:15に到着。駐車場も入り口まで車が詰まっているように見えたが、奥の方は空いていてすんなりと駐車できた。

駐車場のすぐ隣の建物、3つ目に遠いホールがまるごとコミケに使われている。他のホールは株主還元祭みたいなのをやっていた。まさかこのご老人もコミケに...などと思ったが株主だったようである。

 

入場のために列に並ぶ。サークル用チケットが3枚あるので切り離して入場のときに渡し、パンフレット(この代金が実質の入場料)とコスプレチケットを購入する。

そして、お隣のサークルに爽やかな朝の挨拶を交わし、設営。

スペースの後ろの空間は空いているのだが、どこまで使い込んで良いのかわからず、追加で購入していた椅子を使わず、重ねて使用するという愚行。「コミケの追加イスってバカが買うものだったのか!?」と衝撃を受けるが、この衝撃は間違っていた(おそらく2スペースの人が買うもので、1スペースで2イス使うのは難しい)。

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↑画像:誰もが振り向く、超形態の麗しい私

設営完了。私達のスペースは入り口から奥に伸びるメイン通り右側のド真ん中である。つまり入場者のほとんどが必ず通り過ぎる場所である。申し込みがひと月以上前と早期だったのが幸いしているのかもしれない。入場者は頒布物と私の顔を見比べている様子であったので、かなり効果があったと言える。

 

客層は若い若いという噂だけを聞いていたが、メインは大学生くらい、それにときどき紳士やご婦人、親子連れなど様々であった。中高生はほとんど見られなかった。現役小学5年生レベルと言われる私も相当若い部類に入っているということは確かである。

申込時のサークルは65しかなかったが、最後のひと月で増え、357とかなり増えた様子である。(仙台コミケのHPで確認可能)皆ギリギリまで参加の機会を伺っている様子であった。当日はそれなりに大規模で、ひっきりなしに人が出入りするイベントという印象であった。

お隣のサークルからお菓子をいただく。好物のキットカットである(ありがとうございます)。私たちもなにかお礼を...と思ったが、自分たちもキットカットしかなかったので、ダブってしまいお礼ができなかった。

お隣のサークルは早めに引き上げ、スペースをどうぞ使ってくださいと言ってくださったので、お言葉に甘えて使わせていただいた(ありがとうございました。妹と並んで使わせて頂きました)。

 

最後に友人が颯爽と現れ、近況報告と差し入れをしてくれた。ツイッターでも自慢したように、見た目にも楽しい豪華な差し入れである。私のイメージに合わせて選んでくれたとのことで、ますます元気が湧いてくる。

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元気が湧いてきたところでコミケは閉幕。帰りは隣のアウトレットモールでパンケーキを食した。マカダミアナッツとバナナとメープルのパンケーキである。

けっこう大きかったが、淡い甘さのクリームとメープルが互いを引き立てあい、バナナとナッツもアクセントになり飽きずに夢中で食べ続けられる。

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パンケーキの後、私達姉妹は達成感とともに解散。私はいったん実家へ、妹は福島県へと戻っていった。

 

4.反省編

「ステキな姉妹」の活動・頒布物においてまず良かった点は、初めて見た人が表紙タイトルだけを見て購入に踏み切る吸引力がある点と考える。それにしても見本誌を用意した意味があまりないというのも衝撃である。

次に、反省点として、フリーペーパーを設置するべきであったかと考えている。頒布物と私の顔を見比べて何度も振り返りながら通り過ぎるお客さんが多かったのだが、私があまりにも格好良いために恐れをなしてしまったのだろう。

いきなり購入しないまでも、フリーペーパーで私達「ステキな姉妹」を知ってもらい、Blogなどを回覧して美麗さに慣れ、そしてコミケで私の気迫に負けず購入してもらうという黄金の流れを作るべきであったと考えている。

最後に、次からは、姉妹いかに仲良くあろうと、とりあえず冊子は別のものにしたほうがよいという結論に至った。サイズ合わせをかなり早期からあらかじめしておかないと、PDFに加工する段階で死が待ち受けている。

 

総じて、大変有意義で楽しいお祭りイベントとなった。初対面の人が作品を手にとってくれるという喜びは、今まで味わったことがなかった。これを励みに、次回は福島での7月のイベントに参加する予定である。今後の活動にも刮目せよ!

それではまた、ごきげんよう!