ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

これはロッキーではない「ロッキー4/炎の友情」

Amazonプライムビデオでの公開が間も無く終わるから3とセットで見たわ。

ロッキー4 (字幕版)

なんか今までの3作とは雰囲気が違ったのよね。というのも、ロッキーの家になんか変なロボットが来たのよ。これがストーリー上重要な意味を持つ、たとえば対戦相手が監視してたとかならいいんだけど本当に意味がないただのロボットだったのよ。なんだこれ。

ロシアからすごい選手ドラゴが来るってなって、ロッキーと戦いたがってる。そしたらアポロが戦いたいってロッキーに相談してきたのよ。それで強く説得されて、結局アポロが戦うことになる

Amazonのあらすじを読んでるから知ってるけど、ここでアポロはドラゴに敗れてリング上で絶命するのよ。このあらすじだけ読んで私はとても思い切った展開だと評価してたんだけど、実態はちょっと違ったわ

というのも、アポロが張り切って準備して仮装してダンスしながら出てきてエンタメとしてすごく盛り上げてたのよ。そこにドラゴの容赦ないパンチが浴びせられてリングが悲劇の舞台になるのね。これじゃ張り切りすぎたおじさんがただ死んだみたいじゃん

極め付けはロッキーがアポロの元トレーナーのデュークに「彼の死に意味を持たせてくれ」と言われてて、やっぱりアポロ犬死になんだわ。アポロこんなに愚かなキャラクターじゃないでしょうに。

アポロの死を受けてロッキーはドラゴと戦うことに。ソ連へ渡るんだけど、ロッキーのアナログなトレーニングとドラゴの最新鋭トレーニングが対比される。でもそれほど興味をそそられないわね。ベースになるストーリーが薄いからかしら。

ブーイングの中リングへ上がるロッキー。ドラゴの圧倒的リーチやパンチ力の前にボコボコだが、持ち前の根性で耐える。そうしているうちに観客の声援を受けるようになり、ドラゴをKOする。そして自分や皆は試合を通じて変化した、人は変わることができると話して終了よ。

これ当時のソ連とアメリカの政治的な背景があったらしいけど、それに無理やりキャラクターとストーリーを当てはめたからこんな訳の分からんことになったんだわ。ストーリーが欠落してボクシング要素だけかろうじて生き残ってるんだけど、それではロッキーとは言えないわね。ロッキーじゃないボクシングの映画だと思えばまあ普通の映画(★★☆☆)くらいだろうか。ロッキー5はそんなに本編の出来が良くない1と監督が同じだというからとりあえずパスしようと思っとるわ(投げやり)。ごきげんよう〜

ロッキー4 (字幕版)

ロッキー4 (字幕版)

  • シルベスター・スタローン
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