財布のカードを整理していると免許証が出てくる。間違いなく犯罪を起こしたらテレビに放映されること請け合いの悪人顔が免許にうつっている。実はこのご時世に私はMT免許。きっかけは実家の軽トラだった。「いざというときに運転してもらうかもしれんから」とのことだった。だがいざというときが来ても運転できんぞ今の腕前では。
私も当時は若く、MTがどれだけ難しいのか知らなかった。MTはエンストするのだった。教習所をAT限定の車どもがスイスイ走ってゆくのを見ながら何回エンストしたことか。公道には坂道発進かつ交差点という地獄のようなポイントがあったのだ(もちろん交差点の真ん中でエンスト)。
MTは渋くてかっこいいみたいなイメージがあるが、最大のメリットは年寄りになった時にある。MTなら操作ミスっても暴走せずに車がエンストするだけだもんな。ただ、最近のMTはエンストしづらくなっているらしい…私が免許取るときに発売してくれやそんなの!
ただ、良かったこともあった。教習所の先生はおじさんばかりで、一日車に乗って喋っているおかげでギャグの腕が磨かれている。おじさま(=オヤジギャグ)好きの私に教習所は天国であった。そこだけ良かった。でもよく考えたらこれAT限定でも条件変わらんだろ!ごきげんよう~