【ネタバレ注意】殺し屋から足を洗ったジョン・ウィックのもとにマフィアのバカ息子が来て、飼い犬を殺した挙げ句車を奪ってったのよ。伝説の殺し屋だと知らずに襲ったバカ息子は顰蹙を買ってたわ。ちなみにこの映画は妹からの推薦よ。
【登場人物】
・ジョン・ウィック
・マフィアのバカ息子
・マフィアのバカ親父
バカ息子は部下に殴られ、報告を受けた親父も「ジョン・ウィック…おぉ…」って感じだった。鉛筆で3人殺したという絶望的なエピソードがあるらしい。さっそくジョン・ウィック宅には刺客が来たり殺し屋に理解のある警察が来たりしていたが、バカ息子を追って出発した。
殺し屋に理解のあるホテルでバタバタして、そのあとバカ息子を追いかけて殺害。さらに息子を差し出しつつ友人まで手にかけた親父を殺害。ほんで新しい犬を連れて帰って完了よ。終盤20分で親父の居場所を知らせてくれた知らない人がいるんだけど、ホテルのオーナーだったみたい。
ストーリーはシンプルで、ジョン・ウィックの殺し一直線。なのに見ちゃうのは、演出が優れているからよね。いわゆる「主人公が強い系」で、正確無比の射撃と、ターゲットがいつ襲われるかわからない危うい雰囲気が良かったわ。
殺し屋に寛容なホテルが当然のように存在し、ツッコミを入れる間も与えないパワーがこの映画にはある。絵面のポイントは、淡く青・緑の色彩がかかった暗さ。これがジョン・ウィックの孤独を強めている。でも重くなりすぎないように音楽で戦いへ赴くテンションを上げている。
敵が弱いんだが、1対多なのでどうしても逃げられる。とにかく1対1に持ち込みつつ追いかけるという演出も巧みよね。しかし敵がいわゆる「倒されるための敵」で、とにかく不快すぎる小物なのが困るわ。バカ息子殺害シーンももう少し苦しめてから殺せやって思ったわ(気の短い視聴者)。
総じて、これは良作ね!悪役の性質と、安らぎ(穏やかな生活)へ回帰することから勝利のカタルシスは不足気味。これさえあれば傑作たり得たわ。ごきげんよう~