ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

ショーがいいのにカメラが普通「バーレスク」

クラブで踊るダンサーに憧れた女の子がその座を勝ち取ってスターとして活躍していく物語ね。クラブとかでセクシーな女性が踊るショーってわたし結構好きなのよ。なので期待感と厳しい審美眼で待ち構える。映画としてはややミュージカル映画みたいになってて、ショーと劇が交互にやってくる。

バーレスク

この中で特に言及すべきはわたしが好きなアラン・カミングが起用されていることね。最初に見たのはMASK2(未レビュー・ダメな映画判定)で、その映画の唯一の美点が彼だったのよ。キッズの頃に見た映画だけど「ずいぶん色気のある俳優だな」と思ったことを覚えているわ。クラブという舞台にはぴったりね。なんかお店の人の役(雑)で出てて、出番こそ多くないものの存在感バッチリ。

バーレスクはクラブの名前で、そこでショーが繰り広げられる。ただ、ショーのカメラワークはあと少し期待値に届かなかった。アップのパターンが少ないのよ。胸から上の正面のアップがほとんどで、横からのアングルとかでもっと臨場感を出してほしかったわ。ただ、ショーそのものの演出は良くて、ライトとか衣装とかは実際見たらかなり素敵だろうなと思った。なのでなおさらカメラワークが残念なのよ。

劇のパートでは、店で働かせてもらうためにホールで給仕をするところからスターになるプロセスと、劇場の経営難、あと恋愛が同時並行で展開していく感じね。ただ、カメラワークは普通なのでそんなに劇に注目することはなかったわ。フィアンセのいる男の元に主人公が転がり込んで最終的に結ばれるというのも個人的に好みではなかったしなあ。夜の職業っぽいといえばぽいが。この要素に嫌悪する隙を視聴者に与えているとも言える。ほんとに出来が良い映画ならこんなこと気にならないはずなのよ。最終的に主人公がバーレスクが売却された跡地に高層ビルが建つことを嗅ぎつけて、隣の敷地の眺望が売りのマンション屋に話を持って行って解決してENDよ。

個人的ハイライトは主人公のパワフルな歌唱で、これがショーとも調和しているし間違いなくレベルが高いことがわかる。ただ、これはやはり映画ですんで、人の視線を釘付けにするように設計されてるかというと素材はいいけど甘いかなというところなのよね。最近理想が高くなってきた気がするけど、あのショーがあって映画に集中できないというのはやはりカメラワークに問題があるわ。これは垂れ流ししておくに最適な普通の映画(★★☆☆)ね。女性が見て楽しめる大人の映画かなって感じがするわ。良作寄りであることは間違いない。ごきげんよう〜