コカインなどを取引して成功し、若くして引退しようと考えている男の物語よ。カメラワークが良さそうで期待値が高まったわ。
引退しようとしたら面倒な仕事を依頼される話なのよね。変な薬(盗品)を処分してくれだとか、娘を探してほしいだとか。それがどんどん面倒になっていく。ただ、面倒になるのはいいんだけど、人間関係も合わせて覚えなきゃならないから大変だったわ。
アイロンで拷問するとか、目新しい描写もあってそこそこ楽しんだわ。しかし、依頼聞いたり人間関係が描写されたりで、ようやく主人公が動き出したのが30分くらいなのよね。もうちょっと動きがあってもいいんじゃないかなって思ったわ。
そして、話が進むに連れ思ったのが人間関係が複雑すぎて誰が誰だかわからなくなってきたのよね。あとから発覚する事実とか時系列がどうなのかわからない出来事とかがあるし、登場人物もそんなに見た目の特徴があるわけではない。
個人的ハイライトは、あれだけ銃は嫌いだ殺しはやらないと言った主人公が銃を手にしたあとのシーンね。翌朝のベッドで上からのカメラワークなのよ。隣の枕に銃が乗っていて、主人公がベッドの端に向かって寝返りをうって布団とかが橋に引き寄せられていって銃の存在が際立つのよね。
AとBの2人から薬を売って欲しいみたいに言われて在庫も限られてんのになんとかしたんだけど、どうなんとかしたのかがわからないのよ。なんかちょっとスタイリッシュすぎるのかわからないわ。でもここがわからないとか致命的よね。
あげく、なんか取引できたんだけど難癖つけられて代金は無しみたいになっちゃうのよ。かろうじて結果はわかったんだけどちょっと大人のやり取りすぎて私ついていくのがやっとだわ。
終わり方のところで、なんか工場(しかもなんの工場かわからない)をのっとった?みたいな描写があるんだけど、これが何を示しているのかがよくわからないのよ。立場が好転する何かがあったんでしょうけど工場をどうしたのよ!こんなに演出がいい映画ならそういうところもちゃんと追わせてよねって思うわ。
成功を収めたかと思いきや最後でどっかの男に撃たれて死んじゃう終わり方も無情で良い。だけど、主人公に思い入れがないから無情さが引き立たないのよね。キャラクターが薄くても成立する無情映画は7500(傑作判定)が秀逸だったわ。主人公の名前が一度も明かされていなかったというギミックも良い。でも、話が追えないから台無しになっちゃったのよね。
そんなわけでこれは普通の映画(★★☆☆)ね。演出がいい…とはいえ、登場人物が追えることも演出の範疇よね。ごきげんよう~
↓傑作無情映画7500
