引越し先の家にポルターガイストがいるという話ね。カメラワークは良いのよ。いわくつきの柳の木と家を一緒に映そうとして不自然な収まりになっている。ここはスリラーを予期させてて良いわね。
ややビックリ系なんだけどポルターガイストとの兼ね合いで許容してたわ。こんだけカメラワークがいいんだからビックリに頼らずとも映画作れそうだけどね。あと、キャラクターとしての家族の描写も「こんな家族いそう」という生々しさが出ててよかった。
妹がポルターガイストとテレビを通じて交信?している様子を覗く男の子のカメラワークが良いわね。手すりの間から映したりとかしてる。
ただ、この物語は途中から180度評価を変えることとなるのよ。それはスリラーとしてのカメラワークとポルターガイストというオカルトとの相性ね。途中からCGが多用されることとなる。男の子が柳の枝に掴まれて吊るされるところのCGがストーリー上浮いてんのよ。というかほとんどのCGが浮いてんのよ。見えない恐怖を描写する力はあっても目の前にある脅威を描く力が正直微妙なんだわねこの監督。
しかし映画は無慈悲にもCGを多用する方向へと展開していく。娘がポルターガイストの世界に囚われて助けにいくのね。ここから監督切り替わったのってくらいなんだけど、オカルト研究室みたいなのが出てきて研究室の連中が自宅に機材を運び込むのよね。なんか空気変わったな(悪い意味で)。明らかに研究室のキャラクターも手抜きだし、家族を設計した時点で疲れたのかなこいつって感じだったわ。
オカルトって根拠がないから映画内での設定作りや映像的なパワーが必要なのにそれもない。ただの半端なCGがあって終わりよ。これは霊幻道士(傑作・怪作判定)を見習うべきね。
展開としては、なぜかおもちゃのドローンで妹を探しにポルターガイストの世界に入れちゃって、男の子が連れ戻しもできちゃうんだけどここ大したシーンじゃないのよ。見せ場なのにガバガバすぎる。
なんか途中からオカルト退治の専門家もいるんだけどキャラが明らかに投げやりでいない方がマシなのよ(ド直球)。そいつの見せ場が最後に残ってて家がなんか派手に爆発して終わる。
なんか途中から監督がずっと高熱を出し続けてたのでなければ辻褄が合わないようなガタガタっぷりだったわ。前半の良好なスリラーはどこへ行ったのかしら。これはダメな映画(★☆☆☆)ね。思えば、カメラワークが良いのに低評価という映画は久しぶりじゃないかしら。ほんとに珍しいケースだわ。ごきげんよう〜
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