ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

カリスマがない「マレフィセント」

パッケージのビジュアルは100点満点なんだけど、これに見合ったストーリーと演出かどうかが評価の分かれ目ね。なんか妖精のマレフィセントの幼少期から物語が始まったわ。翼であちこちを飛び回るんだけどそこでカメラワークがありきたりだなと思ったわ。

マレフィセント (字幕版)

本編だとなんか、パッケージにあるようなマレフィセントのカリスマがないのよ。苦悩を描きたいんだったらそれはそれでいいのよ、だけど苦悩の演出だって大したものじゃないってことはやっぱり演出に問題があるんだわ。

たとえばマレフィセントが魔法を使うときのカメラワークよ。両手で魔法を使う象徴的なシーンなんだけど、いまいち迫力がない。それは同じアングルからしか撮ってないからなのよ。魔法を使うときには、それぞれの目的とか焦燥とかいろんな条件が違っているはずなんだから、毎回同じカメラワークなんてことはありえないのよ。

しかもマレフィセントに迫力があるわけでもない。ツノまで全部画面におさめようとすると遠くなっちゃうのは分かるんだけど、せっかく金と大人があつまってるんだからなんか工夫のしようがあるだろ(言い方)とは思うわ。

マレフィセントを普通の人間と同じカメラワークで撮ってることもカリスマがない原因だわ。だいたいこの映画登場人物が少ないんだから、カメラワークはもっと工夫しなきゃダメよね。マレフィセントの存在感は、物語の一登場人物にとどめることは許されないでしょ。

オーロラ姫の父親とマレフィセントがかつて恋に落ち、真実の愛のキスなど信じないみたいな話になるのよね。オーロラ姫が生まれてマレフィセントがいつもの呪い(雑)をかけて、なんやかんやオーロラの世話を焼くようになる。だからオーロラを真実の愛のキスで最終的に目覚めさせたのはマレフィセントで、オーロラ父がラスボスだという。プロットは悪くないけど、それに説得性を持たせるための演出(心理描写をカメラワークで盛り上げるなど)が全般的に不足していると言わざるを得ない。結果として金をかけただけの普通の映画(★★☆☆)になっちゃうのよね。CGの出来は良くて、金はかかってるんだなということがわかるわ(直球)。ごきげんよう~

マレフィセント (字幕版)

マレフィセント (字幕版)

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