ステキな4コマ

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「炎の記憶」よりドンパチ寄り「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」

オープニングでカーチェイスがあるんだけど、舞台のリゾートや街の情緒が出ててすごくいいわね。街ではノストラダムスをテーマにした新興宗教団体が流行ってるみたいなのよ。それで、物語序盤で起こったハイジャック事件とかもその予言の中に入ってるとか言って信者を集めてる。

ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス

ルパンがとある仕事で150万ドルくらいのダイヤをお人形に入れて持ち歩いてたら女の子に取られちゃうのよね。その子は不二子と一緒にいたけど誘拐されてしまう。「5,000万ドルの子供」と不二子が呼ぶのよ。

今回の舞台となる高層ビルは設定ももちろん、中に入る時のカメラワークは素晴らしい。春夏秋冬すべての季節のスポーツがここで完結するとか、意味深に巨大な分銅(絶対終盤の爆発でぶっ壊れるんだろうなあ…)が地震の衝撃を吸収するとか、そのド派手な規模感が良かったわ。設定の現実味とファンタジーのバランスが絶妙ね。目標はこの建物の金庫(の中のノストラダムスの預言書)なのよね。

金庫室に入ると青空と鏡の無限の空間が広がっていて、ルパンと次元は翻弄されるんだけどここのアクションがけっこう気合いが入って描かれててよかったわ。金庫を狙う過程で怪しい組織と衝突する。女の子もこいつらが誘拐したらしい。両親がいるんだけれども、娘が誘拐された事実を利用して同情票を集めて大統領候補者に立つ話とか、夫婦ともに地位への執着がよく描けてると思うわ。これで同時に女の子の孤独感も描ける。

途中でルパンが金庫の秘密を追いかけて、かつて1度だけ突破したと言うフィリップじいさんのもと(牢獄の島みたいなところ)を訪ねる。そしてそのまま海に落ちて死亡したと思われたのよね。そこから銭形警部は意気消沈しちゃう。

個人的ハイライトはルパン亡き後の次元の対決ね。カメラワークも演出もが真剣そのものって感じで盛り上がってすごくよかったわ。間合いの取り方がいいのねきっと。ルパンはもちろん生きていて地元の集落みたいなところに流れ着く。

女の子を誘拐した組織が、結局ノストラダムスの宗教団体とつながってたことがこのへんで発覚する。こいつらも預言書を探してるのね。ルパン・不二子・女の子が集落から逃げるときに男の子の船に乗って逃げて、結果として船を壊しちゃうのよね。

最終的にルパン一味は4人揃って金庫室へ向かう。悪役たちもそこに集まるわ。誘拐された女の子が金庫の鍵になってるのよ。そこはVRを使った罠みたいな構造になってるのよね。一足先に囚われてた悪役がパニックを起こしてビルの爆弾を爆破させたせいで大惨事となる。やっぱりあの大きい分銅がぶっ壊れてたわ。

爆破から逃げるアクションでは今までで登ってきて紹介された施設を逆行する形となる。雪の中を滑ったりとかいろいろやっててよかったわ。そして肝心のノストラダムスの予言書は落書きだらけ。孤独だった女の子の遊び場だったということで、キャラクターの造形も一定の品質を満たしていると言っていいわ。そして150万のダイヤのゆくえだが、ルパンと女の子で集落の子供に新しい船を買ってあげようということでエンディングとなる。

作画にも気合いが入っててルパンとかがいない場面でも考えて設計されてキャラが生き生き動いてるのがわかるわ。ストーリーも中盤は強引だけどちゃんとノストラダムスに帰結してるし片付けようという意図も感じる。これは良作(★★★☆)と言ってよさそうだわ。ルパンは「炎の記憶(未レビュー、良作判定)」が好きなんだけど、同じ巨大建物系でこっちのほうが激しい銃撃・爆発寄りって感じね。ごきげんよう〜

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