ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

下品・青春・笑いの黄金比「21ジャンプストリート」

結構疲れた状態で見始めたんだけど、割とスムーズに話が入ってくる。カメラワークは「昔々…」のような事実を並べるものなんだけど、おそろしくテンポがいいのね。あと台詞回しが絶妙で、「んふ」くらいの笑いが起こる匙加減。

21ジャンプストリート

大学で正反対の2人が警察学校で親友になる。若く見えるという理由で高校へのドラッグに関する潜入調査をすることになったわ。ドラッグを服用したアホな高校生がYoutubeにアップロードされた映像(よく編集されている)を見てたんだけど、そいつも過剰摂取で死んでいるらしい。

警察官はイケイケな方とオタクっぽい方がいるんだけど、とあるトラブルで校長室に呼び出され、与えられた名前と逆の名を名乗ることでスポーツの天才(イケイケ)と科学のエキスパート(オタク)が入れ替わることに。というのも、高校卒業してだいぶ経ってるから、イケイケ男の常識が古くて人を殴っちゃったのよ。被害者がまたゲイの黒人という、日本人が聞いてもデリケートな事件だったのよね。これで退学=クビにリーチがかかる。

2人は意外にも早く薬物売買人にコンタクトを取ることに成功。購入したところ「この場で飲め」って言われて飲んじゃうのよね。その後やむを得ずトイレで吐き出そうとするが用務員のおっちゃんにケツに指を突っ込み合っていると勘違いされる。Youtubeのあのビデオとまったく同じ編集で2人に異変が降りかかる。この薬の影響でハイになってめちゃくちゃやったことでイケイケのほうはオタク組と仲良くなり、オタク男もイケイケのグループに褒められ、なんだかんだ学校に溶け込んでいく。

ほんで麻薬組織をおびき出すためにパーティをしたのね。オタク組にスマホを盗聴できるように改造させ、麻薬組織への誘いもあって話が前進する。このあと尾行して現場に行けたんだけど、教習車を借りてきて中で喧嘩していたため教習車の仕様を活かしたトラブルに発展。追突してしまい、追われる身となる。大暴れの末に退学となるんだけど、麻薬取引のメンバーには頼りにされて、元締めを入れての取引にボディガードとして呼ばれる。取引現場にも潜入捜査官がいることが発覚する。昔話に花を咲かせていたら捜査官が殺され、リムジン同士でカーチェイスして無事に逮捕、復帰して終了よ。

「あなたには黙秘権がある」みたいな逮捕の常套句が言えずに逮捕が無効になった過去があって、それが終盤では2人で暗唱して逮捕できたなど、前半の要素を後半でカタルシスとして成立するよう物語がちゃんと設計されている。キャラクターの設計もよく出来ているわ。そこにいいテンポが乗ってきてる。アクションシーンも、教習車だとかその場にあるものを使っておもしろおかしくしているのが好感触だわ。

そんなわけで、これはわりとお客さんとしてリラックスして見られる娯楽映画、良作(★★★☆)だと言えるわ。シリアスな場面でおふざけが入る傾向があってそれがセリフ選びもあって絶妙な面白さなのよね。あと下品な話が多いんだけど、そういう連中のいる大学という世界観が前提に立っているからスパイスとして認められるわ。大人同士とか同性同士で見てんふふって笑うにはうってつけね。ごきげんよう~