ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

好きだけど評価はできない「銀河ヒッチハイク・ガイド」

地球で2番目に賢いイルカ(人間は3番目)が地球滅亡の気配を察し「魚をありがとう♪」と歌いながら人間を見限り地球を離れていく強烈なオープニングから始まる。これはなかなかエッジの効いた(そしてパワーのある)作品を引き当てたぞと興奮するわ。

銀河ヒッチハイク・ガイド(吹替版)

冴えない青年の家をのかすための解体工事に大げさな重機が周囲から押し寄せることから、コメディを予期させるわ。主人公は友人とともに滅亡の瞬間に宇宙船に乗り込み、旅が始まる。ここで活躍するのが「銀河ヒッチハイク・ガイド」。一昔前のAppleのプレゼンみたいな平面的な説明が画面にメリハリを与えるわ。

侵入していたことがバレて囚われ、戦いかと思いきやおぞましい詩を聴かせられる。感想を求められるが気に食わなかったのか追い出され、次の船に偶然拾われて、お互いの知り合いが乗っている。ここから本格的なスタートね。大統領、ヒロイン(地球人)、友人、主人公の4人で、主に大統領の目的である究極の疑問を追いかけて旅をする。

ただ、この2つ目の宇宙船から粗が見え始める。ちょっと中だるみというか、面白いことが起こっていない時間があるのよね。この映画はハチャメチャ系だから絶えず面白いことが起こっていなければならない。おもしろとストーリーのバランスが100:0なのよ。その辺バランスよく緻密にできてた「メン・イン・ブラック(良作判定)」なんかが比較対象に入ってくるわ。

ヒロインがさらわれて、尋問で地球が破壊されたことを知った。その星のしきたりで大量の書類を書かされて、ようやく釈放してもらうことになった。最終目的の惑星は休業中で留守電のような応答が入る。サービスとして熱核ミサイルが2機発射された。質の高いサービス維持のため自分らの宇宙船が破壊される瞬間を録画しているとの事。ミサイルをかわしてようやく着陸し、究極の疑問を解決するという「ディープソート」の元へ行く(ちなみに遥か昔には究極の疑問に「42」と答えている)。ところが実質答えがないことがわかって大統領は消沈する。

主人公は3人とはぐれたが、なんと星を作ってる会社の人が声をかけてきた。そこで作られている地球のバックアップを確認する。自宅も再現されている。地球を購入したらネズミだと言い、ネズミが人間を実験していると聞かされる。自宅に戻ると確かにネズミがいた。脳を取り出されそうになってなんとか逃げ出す。業者には、地球完成時は自分を除いて良いと伝える。つまり、仲間と宇宙の旅にみんなと出ることを選んだわけね。それで終了よ。

この映画は何が起こるかわからない、ワクワク系だったりナンセンスの映画よね。ただナンセンスだけで観客を満足させるのであれば、あの中だるみは許されるものではなかったわ。出来が荒くてかつカメラワークも普通以下なのが致命的ね。この宇宙の異様性やバカバカしさを示すには優れたカメラワークは必須だわ。最初だけ見たら良作〜傑作の気配だったが、この密度では評価することはできないわ。これズバリ普通の映画(★★☆☆)ね。つまらなくは無いから、垂れ流しにしても良さそうね。原作小説があるからそっちを読んだらもっと楽しめたのかしら。ごきげんよう〜

今回の宇宙人系コメディとしての比較対象(良作判定)↓

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