前回(傑作判定)ではキャラクターも人間関係も成熟しているように見える、トラブルに放り込むだけで物語ができそうだわ。どうやって新鮮味を与えてくれるのかしらね。最初はゲームのシーンから始まって、バズ・ライトイヤーに宿敵ザーグがいることが発覚したわね。だいぶ速いテンポで飽きさせないわ。
ウッディが左腕の故障をきっかけにキャンプに置いていかれる。そのうえ窓から落下するトラブルがあって、そのままおもちゃマニアに誘拐されてしまう。ウッディは実はプレミアがついたおもちゃらしい。そこでバズ達が救いに出るのよね。前回と逆の展開だわ。その中に、「おもちゃの寿命(子どもに飽きられるまで)」というテーマが重くのしかかる。
キャラクターのおもちゃの作り込みもそうだが、動かし方が良い。特に窓からウッディの様子を実況したりする様子がまるでガヤの実況なのよ。喋り上手の芸人を集めたひな壇番組のような賑やかさが楽しいわ。その中でおもちゃでありながらほぼ大人と言っていい人格がキャラクターの置かれた状況をリアルにしていく。
誘拐先ではジェシーというカウガールと馬とおじいさんが一緒にいる。ウッディのシリーズで売られていたキャラクターらしい。まとめて博物館行き(売却)される恐ろしさと、捨てられたおもちゃとしてようやく日の目を見られるというジレンマで対立する。彼女らは飽きられたり安売りされたおもちゃなのだ。大量のおもちゃのドタバタがなくてもキャラクターのドラマで楽しませてくれるわね。
バズ達が助けに来るが、道路に転がり出た空き缶がこの危険の予行演習だと言わんばかりに車に跳ねられて転がるのよね。なんとか道路を渡っておもちゃ屋に潜入して、新製品のバズ・ライトイヤー(自分をスペースレンジャーだと信じ込んでいる)が立ちはだかる。ウッディを救出した後、宿敵ザーグのおもちゃも現れる。バズの父の仇だというが、実は父そのものであることが発覚する。おもちゃとエレベーターが降りているだけの間に大きなドラマが展開されているギャップが面白いわ。
結果として救出に成功して、売り物のバズは父との時間を過ごすため別れる。そうしてジェシーと馬はアンディのもとへ迎えられて終了よ。ジェシーを救うまでにもモンスターズ・インクみたいな大量のスーツケースから助け出して見せたわ。ちなみにおじいさん人形は悪役だったんでよその家行きになったわ。捨てられるかもしれなくても、アンディの成長を見届けたいとウッディは言ってたわ。最後は、なんとCG作品なのにNG集まで用意されているサービスぶり。
やはり1作目と比べて全く同じ勢いとまではいかないが、良作(★★★☆)であることは間違いないわ。キャラクターと画づくりは完全に確立されていて、まったく危なげない。主人公たちがおかれたトラブルと主題(今回は「おもちゃの寿命」)のセレクトが作品の出来に関わってくるわね。
ちなみに、私は恐竜のおもちゃが好きね。好奇心があって臆病、でも見栄もちょっとあるキャラクターのバランスがかわいいのよ。物語に関係ない動きをしてちゃっかり活躍するのも最高ね。そんなわけで、続編もまた見てみるわ。ごきげんよう~
↓前作
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