ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

終盤が輝く「クリスマス・キャロル 1951」

クリスマスイブね。スクルージという名前のおじさんがいて守銭奴なのよね。なんか寄付を断ったりとか部下の有給を認めなかったりとか。その一方で、部下は貧しいが幸せそうに暮らしてたりするのよね。カメラワークはまあ普通くらいかな。

クリスマス・キャロル 1951

その夜、スクルージの家にかつてのビジネスパートナーのマーレイが化けて出るのよ。意外にもこの後2人で腰掛けて話すのよね。ちょっとツボ。とりあえず人生をやり直すためのチャンスがあるみたいな話になって、3人の精霊が現れることになった。

1時になって早速精霊がやってくる。過去のクリスマスへ飛んだわ。まだお金だけじゃないって言ってた時代が自分にあったりとか、妹の死に立ち会ったりとか、マーレイと出会ったりとかしてたわ。徐々にスクルージの考え方が変わってきて、彼女との別れや、マーレイの葬式より仕事を優先したりする。マーレイは「私たちは間違っていた」「自分を救え」と言い残して死んでいったわ。

この後、別の精霊が現れて、現在の部下の家のクリスマスの様子、甥の家のクリスマスの風景が出てきたのよね。スクルージは自分がかなり良く思われてないことを知る。部下の家の子供のうち、1人は未来には登場しない。これは現在の行いで変えることができるのだろうか?この辺でスクルージは自分の今までの行いが自分の言葉で返ってきてかなり後悔している様子だわ。分かりつつある今の自分が憐れんだ相手に、かつて自分が投げかけた言葉を精霊が言うのよ

最後にかなりミステリアスな精霊が出てきて、未来を見せてくれる。黒い布かぶってて顔は見えず、指差しだけするのよね。そしたらなんか質屋で誰かの使用人たちが遺産を売ってる場面なのよ。そのあとお葬式になるんだけれども、参列者はランチが出るんなら行こうかなくらいのモチベーション。よく見ると、それは自分の家であり、自分の墓を見てスクルージは泣き崩れる。

自分は変わることができる。だから戻してくれと、必死に精霊に泣きつき現世に戻ってきた。実はここからがこの映画の本番で、このために前半を見たのねって思うわ。戻ったスクルージはすごくリアリティのある浮かれ方をしているのよね。そして家政婦を昇給させて家に返してあげたりとすごく生き生きしている。部下にご馳走を匿名で送ってあげたりして、親切をすることの喜びを知る。さらに甥のパーティーにも行って、会うことを拒絶していた義嫁とも仲睦まじくポルカを踊った。部下の給料も上げてあげて、最後には生きていない運命にあった子供も救い、生まれ変わった姿を見せて終了よ。

この作品、見終わった後本当に見て良かったと思うような幸福感でいっぱいになるわね。何よりも人に優しくすることの喜びがとてもパワーを持って描かれている。ただ一方でやっぱり昔の映画なので、作品単体として見たときに少し厳しいところもあるわ。ただ見終わってよかったと言わせるだけあって、それに有名な作品だし、触れることもできてよかったって言う意味合いで、これは良作(★★★☆)ね。すんげー感動して画面閉じたらAmazonの概要画面が出てきて「子供向け」って書いてあんのね。ごきげんよう〜