
「年末といえば第九」なのをつい最近知ったのよ。そういえば地元のヨークベニマルでも年末帰省したときは第九のBGMだったなと思い出す。NHKのオーケストラが演奏して大絶賛されたのがきっかけ、つまり日本固有の習慣らしいのよね。
チケット購入~前日まで
とにかく年末=第九を最近(12月2日)知った私は大慌てで首都圏の第九のコンサートを片っ端からあさる。コンサートもそこそこ多いがSOLD OUTもけっこうある。そこでまだ残っていたここに行くことにしたわ。音くらい届くだろという身も蓋もない理由で5,000円(最安)のC席をセレクト。あと、下調べしたら第九のいつもの有名なところって第4楽章なのよ。つまり、第九には不明な楽章がまだ3つもあるということ。
入場~開演前
会場についたらC席は5Fだというのよ。そんでエレベーターもないと。でも酒を飲むラウンジだってあるんだからこんな豪華な会場にエレベーターがないとは何事だとは思ったわ。配られた他公演のチラシ(南こうせつ)からしたら今日の客層だってあんた…。まあ仕方ないからえっちらおっちら登ったんだけど、ジムのスクワットで鍛えたおかげか、息切れもせず汗もかかずいけたわ。その翌日のジムで先生にドヤ顔で報告したわよ。文句言うほどのことでもなかったわね結局(頭の中で大騒ぎしただけ)。
どっちかと言うとこれのほうが問題なんだけど、座席が高い上に前方に手すりがなくてなんかあったら転落しそうでちょっとこわかったわ。隣の席の夫婦も「立ち眩みがしたら大変」と言っていた。まあ大人しく座っている分には安全だし、オーケストラの殆どがよく見える。隠れているところの大半はバイオリンだし、バイオリンはいっぱいいるから見切れてもいいわ(雑)。
始まるまでパンフレットをまじまじと眺めていたんだけど、ベートーベンの第九の解説が書いてあったわ。解説の中に「なかんずく」って書いてあったわよ。教科書以外で久々に見たわ。何よりもびっくりするのが第九の演奏時間は約1時間10分だということ。2度見したわ。第九で2時間もどうやって持たせるのかと思ってたらそういうことね。ちなみに、第九の前にフルートの演奏があり、意外にもこれに驚愕することとなる。
フルート協奏曲
最初は赤いバラのドレスを着たフルート奏者が入ってくるのよ。そんでフルートがメインの演奏をする。そしたら曲が明らかに難しいのよ。基本穏やかだがところどころ走ってくるくる回るような展開に。パパパパパってマシンガンのように連続した音を出している。息を吸う音が5Fまで聞こえるのよ。 これジョン・ケージ作曲かと思うほど衝撃的だったわ。
フルートの人はガッツリ仕事して帰っていったって感じね。これは「フルート協奏曲」といって、意外にも日本人が作曲したものらしい。楽器を習うなら断然バイオリンと思っていたけど、これを聞いてフルートもいいなと思ったわ。これから第九なのに結構満足感がある。この時点で来てよかったわ。
第九
このあと15分休憩を挟むが、みんなまだそんなにトイレに行きたい感じじゃない。そんな中いよいよ第九が始まる。1時間以上あるのを退屈せずに見られるか不安だったけど、それは心配なかったわ。第九の曲調がなんというか情緒を感じるから頭の中に場面が思い浮かぶし、5F席でオーケストラの殆どが見渡せるから、どこかどう演奏しているか分かると佐藤先生のリップシンクの理論と同じで集中が高まる。
佐藤先生の講義↓
全4楽章の中で個人的に好きだったのは意外にも第2楽章。止めて動いて強くなって…というのが特徴的に感じたわ。第3楽章が終わったところで合唱団が入場する。ざっくり300人くらいで肩が触れ合うギチギチに並んでたわ。こんなパワーで歌われたら私泣いちゃうかも…?そしてソリスト4人が入ってくる。第4楽章は単品でも結構なボリュームで、メロディのパターンも色々あった。いよいよ合唱に発展していく。300人の合唱に入った途端、私の頭の中には今年のスタッフロールが流れ出したわ。ああ今年も楽しかったなと思いながらあれこれ噛み締めた。
余韻
終わって、頭の中ではスタッフロールの余韻が残っていたわ。パワーに圧倒されて「今年が終わる」って思ったけどまだ月の初めだわねよく考えたら。とりあえずデパートでちょっと美味しいお菓子を買って帰ったわね(結局食い物)。それにしても、音楽系の催しを2回連続で行ってきて結構楽しかったわ。ド素人だから発見も多いし、来年もお笑いだけじゃなくて音楽モノに行ってみようと思ったわ。ごきげんよう~