オムニ社が懲りずに再開発をはじめた。反対派との戦いが今作の話の軸なのね。ただ、ロボコップの登場に時間がかかっていて、私は嫌な予感がしたわ。それにロボコップは3で終わっているということは、そういうことなのね。最初に反対派の連中とか立ち退きで追われる少女が長々と映ってたんだけど、その人らのこととかどうでもいいからね(過激派)。ロボコップが見たいのよ視聴者は。
立ち退きの処理にあたってロボコップが命令違反を行った。修正しておくように命じられたが博士はそのままにしておいたのね。こんどは教会に反対派が集まっており、見逃して出ようとしたらオムニ社が来る。ここで仲間が撃たれて殉職してしまう。しかしプログラムされた命令4によりオムニ社に反撃することが出来ない。殉職された仲間の死に様がロボコップにしては感動的すぎて、グロテスク(無情の象徴)要素もまったくないのよ。ここで、3の監督はこの映画に求められているものを理解していない可能性が高いと感じたわ。
そのまま反対派といっしょに撤退するロボコップ。博士も合流して受けた損傷を回復する(この修理で命令4が削除される)んだけど、今回ロボコップの稼働率が低いのも不満ポイント。前作もトラウマ級に損傷したロボコップが戻ってきたけど、作品全体として満足なのよ。つまり今作は活躍の量と質に問題があるようだわね。特にロボコップ目線の修理シーンが何を視聴者に印象付けたいのかが不明で、そういうシーンがあちこちにあるのよ。反乱軍の連中の馴れ合いを描きたいのかとかね。
その要因として、この映画は「プロットに対して取りうるもっとも安易な動きをキャラクターにさせている」ことがあると思うわ。たとえばかわいそうな人にかわいそうだねって頭を撫でて寄り添うってもっとも安易な表現じゃんか。それを全員がやってしまってるのよ。キャラクターの作りが甘いからこんなことになるんだわ。ロボコップの感情の芽生えやそれに起因する行動も唐突で安易に見える。
最後30分くらいからはようやくアクションシーンがあるんだけど、ロボコップでアクションが楽しいなんて当たり前のことじゃんか、それすら出来てないんだから。相手が動きの早いサイボーグというのはいいんだけど、決着のつき方からして戦闘が成立しない組み合わせだと言わざるを得ない。最後は少女のハッキングに助けられてるし。前作の重機との戦いを差別化するにしてもやはりこれが安易だったのよ。最後は飛行能力を得て、オムニ社の時限爆弾から少女らを救い出して終了よ。飛行能力はスピードが担保されてるんだからそれでサイボーグと闘うべきだったろ!
こんなわけで、ロボコップシリーズを終わらせたこの監督を私は許さんわ。来日したら尻くらい叩いてやりたいところだわ。出来の悪い別の映画にロボコップを入れ込んだとしか思えないのよ。こんなんだからこれはロボコップとしても単品映画としてダメな映画(★☆☆☆)だわ。ロボコップを返せやほんとに。ごきげんよう~
↓前作(良作判定)
↓前々作(傑作判定)
