前作(良作判定)では、ホームセンターのおじさんだと思ってたらCIAだったという路線の主人公強いです系の映画ね。今回は路線を変えて、CIA時代の友が殺害されて1人捜査に乗り出すというもの。
美術系の学校に通っている近所の男の子とおじさんは親しくなって、男の子がゆるやかに成長していくのを見守りつつ過ごす。ところが、CIAの別の知り合いが今回の殺害の犯人だったことが発覚、おじさんの身にも危険が迫り、男の子が誘拐されちゃうのよね。
前の家がある場所で風と波に煽られながら決戦、1人ずつ処分して行って男の子も救い出して終了よ。男の子がおじさんをスーパーヒーローとして描くなど、前回よりもさらにわかりやすくヒーローものですみたいな構成になってるのよね。
前作踏襲でカメラワークもテンポも全く問題ない、セオリー通り出来すぎている感じなのよ。そして今回のポイントは「果たしてCIA映画としてやっていけるかどうか」だわ。
このイコライザーはただでさえキャラクターが薄味。前回おじさんはホームセンターの店員だったけど今回はタクシー運転手、しかも後半はタクシー要素無しで、ほんとに普通にCIAなのよ。そうすると他のCIA映画と競り合うことになる。そうなったときにこの映画の個性が見えてきづらいところがあるわ。前回はホームセンターのあらゆる物を使って悪を追い詰めていたところが明確な個性だったのよ。「異常に強い一般人」というギャップで視聴者の心を掴んでいたけど今回はそれが使えない。
CIAものでアクションが優れてるのは当たり前だから、そうなるとキャラクターがセオリー通りだと物足りないのよね。強くて寂しさを背負っていて人を助けて、もちろん良いんだけどイコライザーらしさとしてはもっと善人性を押し出すとか、表現のしようがあると思うわ。敵もわりと倒されるためにいる系で、自分1人になったとたん小物臭いところも残念ポイント。これじゃおじさんの正義が引き立たないわ。
映画単品としてはまあ良作水準なんだけど、イコライザーの続編に期待される水準には満たないというのが正直なところ。安心して見られる続編、と思ったのは世直しタクシードライバーをしている前半までなのよ皮肉にも。というわけでこれは普通の映画(★★☆☆)ね。ごきげんよう〜
↓前作
