強い女性が戦っていく系は結構好きなので、どんなもんかなと思って楽しみに見たんだけれども、JOLT(傑作判定)の下位互換でしかなかったわ。
始まって15分くらいで妹が帰ってこないってなって物語が動き出す。引き出しから銃を出すところは決定的なのでもっと目立たせたほうがいいなと思った。
警察の話しぶりからして主人公が妄想を持っている可能性もあると言うことだった。精神病患者らしい。かつて誘拐されて脱出してきた経験があり、森林公園の穴の中に埋められていたと言うけれど犯人につながる証拠が出ていないんだとか。今回も犯人はそいつに違いないと。
最初はなんか家の近くに夜にカギの救急車みたいな車が停まってたということで本店まで探りにいく。実際に車の中からその日の夜のレシートが見つかって拘束に使うテープに違いないと、今度はホームセンターまで聞き込みに行った。
この作品の評価を分けるポイントがあって、誘拐された妹を助け出すための執念とか信念、または狂気よ。そのどれもが面白い水準に満たなかったのよね。かつそんなに頭が良いみたいな演出もない。つまり普通の人が普通に救助に向かってるのよね。せっかく精神病の設定があるんだからもっと執着や狂気を演出しないと。
ホームセンターからあともなんやかんや都合よく現れるキャラクターに聞き込みをしてバイト先で出会っていた男が犯人だと発覚する。犯人と通話しながら誘導されるとアジトが見つかり、拘束された女の子たちの写真が。妹もその中に。森林公園の穴のとこで犯人と対決して主人公が這い出た。そんで穴の中にガソリン入れて火をつけてやっつけたわ。
一方、妹は拘束されていたがなぜか縁の下に入れられていた。これが本作一番の謎なのよ。なんかこれで犯人殺せて良かったねとかの色んな感情が吹っ飛んでったわ。警察が捜査すると言ったけど主人公は「妄想だから犯人は実在しない」と言って終了よ。
この作品は犯人に辿り着くまでのプロセスもご都合主義で弱いんだけど、助けた後のカタルシスも弱いのよ。見せ場の演出が全体的にうまくないから抑揚がないように見えるのよね。隠れてるシーンとか走ってるシーンが目立つばかり。オチ自体は悪くないけど全体的に弱いから何も成立してないわけね。
カメラワークも普通よりちょっとマシくらい、テンポは悪くないけど抑揚がないからあまり意味を成してない。縁の下に妹を押し込んだという無理のある展開を押し切るパワーもない。これはダメな映画(★☆☆☆)ね。ほんとになんで縁の下なんだよ。ごきげんよう〜
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