ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

良作じわじわ系ホラー「オーメン」

志村けんのコントでしか見たことがなかったオーメンをやっと見られて嬉しいわ。6/6 6:00に子供が産まれたけどすぐに亡くなったのよ。ところが別の赤ちゃんとすり替えることを提案される。この夫婦は息子にダミアン(直球)と名前をつけて育てたわ。

オーメン (字幕版)

事態が動いたのは乳母が頭がおかしくなって首吊りをしたとこからよ。母の胸に抱かれてるダミアンを顔が見えるアングルから写すと動じてない様子で不気味なのよね。その後、どこからともなく新しい乳母がやってきて、変な犬を家に入れたりと不穏なことをするのよ。ダミアンに向かって「守りに来た」と言っているし。

ダミアンはなんか教会にも行きたがらないし変なのよ。動物園に行けば動物は逃げていくわ敵意をあらわにするわでもう大変。夫婦もちょっと疲れが出始める。そんな中、父親に警告していた神父が死んでしまった。カメラマンが撮った写真には不穏な線が入ってたけど、そのとおりに避雷針に身体を貫かれたのよ。そして母親も転落して流産してたのちに殺されてしまった。父親はカメラマンとダミアンのルーツを探りにいくことに。

あの子供は山犬の子だといわれ、実際に親の墓を暴いたらほんとに犬の骨だったのよね。キリスト発祥の地へ行って、息子の殺し方と武器を伝授される。父親は最初は拒絶するんだけど、カメラマンが目の前で凄惨な最後を遂げたことでいよいよ決心する。

悪魔の子には頭に666が刻まれているという。自分の家に帰って寝てるダミアンの頭のそれを確かめる時が一番緊張感があって盛り上がったわね。666って横並びじゃなくて放射線状だったのが一番驚いたわ。コントでは横並びだったのよ。ダミアンを教会に連れて行って殺そうとしたところで警察が駆け込んできて発砲、父親は死んでダミアンの勝利となって終了よ。

開始してすぐにカメラワークが良いと感じたわ。しかも日本人が好きなじわじわ系ホラーということで結構楽しめた。このカメラワークと演出が良い化学反応を起こしている。うちの母の世代はほぼ全員がオーメンを見ている(だから志村けんがコントにしている)というが、これだけ出来が良ければ流行るのも納得だわ。これは良作(★★★☆)と言っていいわね。ごきげんよう〜