今回は三菱一号館美術館に行ってきたわ。展示入れ替えのため臨時休業なんだけど、レストランだけは開いているという噂を聞きつけハイエナのようにやってきた。予約なしで開店直後に入って、30分後があいてると言われたのでそこを予約することに。女性客が9割で、オホホホ奥さんが多いわ。

カウンター席に座ってメニューの説明を受けたあと、パンが配られる。包みの中に入ってるのね。小さいプレゼントの包みを開けると、中からふかふかのパンが。パンの中にはオリーブオイルが入ってるので、甘味のないお食事パンになっている。これをお料理のソースとかにつけると美味い。

そのあとオードブルが出てくる。ところがなんかコンテンツが皿の端に寄ってるのよ。あとから真ん中に何か登場すんのかなと思っけど何も出てこんかったわ。オードブルは美味しくて、特に好物のいちじく(しかも生)があるのが好感触だったわ。野菜などをカボチャのピューレにつけてお召し上がりくださいとのこと。「はい」って生返事はしたものの、ピューレってなんだっけ…。

メインの「サーモンのなんとか」が出てくる。これは今の入替期間中の特別なメニューらしい。トリュフ、きのこ、そしてなんとごぼうがオリーブオイルと調和して素材由来の香ばしさが引き立つ。それとからめてサーモンを食べると美味しいのよ。秋の味覚を食べたなという満足感があるわ。

胃袋で秋を満喫した客のもとにはデザートが運ばれてくる。紅茶は柑橘の酸味と苦味まで香り、なかなかパンチがあるがアールグレイなのかなこれ。バニラのムースはバニラビーンズがあって深くバニラを感じるわ。こういうのって極端に甘くなりがちだけど、これは甘さもそこそこにバニラの風味由来の味で大満足、本格的だわね。箸休めのフルーツに、酸味のあるソースがいいアクセント。

最初はメインのサーモンとかちょっと足りないかな(強欲)とか思ってたけどデザートまで食べてゆっくりしてたらおなかがふくれてきて、ちょうど良かったんだわと感じる。
季節感あるメニューに触れ、秋の訪れを味わえてなんかサザエさんみたいな季節感ある世界に自分が生きてる実感が得られたわこの都会のコンクリート社会の中で。また予約して来てみたいわね。料理のレベルが高くて美味しかったわ。今回の個人的ハイライトは端っこに寄ったオードブルね。ごきげんよう〜