1番最初は飛行機から始まるのよね。そこは割と普通の孤独のグルメに近くて好感触だったわ。機内食でビーフシチューを食べようとしたところ、トラブルに見舞われて食べ逃しちゃうんだよね。それでドライ納豆の小さい包みをもらう。この、のほほんとしたトホホ感が孤独のグルメの始まりを予期させるわ。
全体的に、視聴者が期待しているものは食事シーンだとわかって作っている感じがする。映画の中でも6回くらい食事シーンがあったわ。
五郎ちゃんはフランスのパリでおいしいもの食べて、その後に依頼人と会って絵を納品するのよね。そしたらその依頼人がお袋の味の「いっちゃん汁」っていうのが飲みたいと。その食材を探しに五島列島に行くことになったのよ。
探し物と食事シーンのバランスはまあまあで、もうちょっと食事シーンが多いといいなと思うたり、やはり孤独のグルメは映画に向いていないんじゃないかなと思い始める。
五郎ちゃんは海の反対側に渡らなければいけないのに、定期船がもう終わってしまったと言う。そこでSAPという手漕ぎの板に乗っていくんだけれども、そこから遭難する。島に流れ着いたところ空腹となり、鍋に変なキノコとかを入れておかしくなり気絶。着いた場所はどうやら韓国であるらしく、助けられたが不法入国になってしまったようだ。身柄を保護されている間に、その辺に植えてある植物とか韓国の食事に触れていく。そこにいっちゃん汁のヒントがあるようだ。
五郎ちゃんは日本に送り返されたあと、気難しいラーメン屋に行くんだよね。でもラーメンを提供していない。常連によると、ラーメンのスープの味がものすごくおいしかったらしく、聞いているといっちゃん汁に近い。その常連と2人で組んでラーメン屋に交渉を持ちかける。食材を安く手に入れるルートがあると言うことで交渉を有利に運ぶことができ、スープの完成に立ち会うことができた。スープの決め手になったのが韓国で食べたファンテ(すけとうだら)である。
完成したスープの味もとてもおいしく、フランスに早速送った。依頼人が言うには少し美味すぎるとの事だった。依頼が済んだので、五郎ちゃんは夜の街にご飯を食べに消えて終了よ。
最初は大人しく見てたけど、しだいにストーリーのパートを見てる時、正直「早く食事しろよ」って思っちゃうわけよね。どうせストーリーなんかおまけだっていうのは全員がわかっているわけだから。あと、この映画はキャストが豪華だと言われているんだけれども、映画の役者(しかも邦画)に詳しくない私にとってキャストが豪華な事は何の価値もないのよね。
カメラワークとテンポはまぁ普通で、足を引っ張っている様子ではないかなと言うくらい。韓国へ不法入国という展開はパワーがあってコメディ要素として機能してる。ただ、やっぱり孤独のグルメのポイントは優れた食事シーンにあるわけであって、それが薄まった結果これは普通の映画(★★☆☆)になったということなのよね。積極的に酷評するような出来でもないけどやっぱり孤独のグルメは映画に向いてないわ。ごきげんよう〜
