IQが75なんだけれども、人柄も良くて足も早いって言う男の子の話ね。バス停でバスを待っている人に自分の人生を語りかける形式で話が進んでいく。
IQ75っていうのがどれぐらいの話かって言うと、「走れ」って言われたら止まれと言われるまで走り続けるっていう感じらしい。足も早いから厄介だわね。
この作品の特徴は、情緒あふれるカメラワークね。物語のどこを切り取っても本の挿絵のような一枚の絵として完成している。フォレストがあちこちいろんな場所を回るから、それとも相性がいいわね。スタンド・バイ・ミー(★★★☆判定)みたいな雰囲気が近い。
次に、フォレストのキャラクターだわね。考えたことは全部口に出すタイプの映画なので、セリフが引き立つ。セリフにその純粋でフラットなものの考え方がよく現れている。「親友はどこにでもいるわけじゃない」とか印象的なセリフが多いわ。あと小ボケも秀逸で、アップル社に投資してた件を「フルーツの会社」と呼んだりしてたわ。
フォレストはアメフトをやってたんだけれども、その後軍隊に入ったんだよね。ベトナムに行って軍隊の親友をなくし、隊長は足を失い、そのあと親友の夢だったエビ漁船を立ち上げる。隊長も合流して会社をデカくした後になんやかんやあってヒロインと結婚、病気のため死別して子供と過ごすと言う流れで終了よ。
象徴的なシーンはヒロインが途中で出てったあとひたすら何ヶ月も走り続けた果てね。走ってるうちに救済を見出して多くの人がついてくるようになるが、フォレストが「疲れた」と言う理由で家に帰るのよね。ここも周りが勝手に盛り上がって、人生そんなもんですよ感がなんとも言えないわね。この物語らしい。
ただ男が人生を語るだけなんだけど、展開も先が読めないし、キャラクターがしっかりしててカメラワークも良いとなると夢中になるわね。波瀾万丈の人生を納得させるパワーもある。ただ、物語が多少長いかなと思ってしまったところもあって傑作に届かず、良作(★★★☆)かな。ごきげんよう〜
