【ネタバレあり】夏といえばホラーゲームやノベルゲームよね。そんなわけでお盆にはゲーム好きの妹・私・母の3人で「ファミコン探偵倶楽部 笑み男」をプレイしたわ。ゲームとしてはクセのない=プレイする人を選ばない作風ね。最終的に選択肢の総当たりをすれば道が開けるのも易しいわ。主人公の名前は妹のフルネーム「小暮 エッティ」を入れる。
殺人事件が起きて現場に探偵としていくんだけど、なんで探偵が1番に呼ばれるんだよ。事件としては中学生が亡くなったらしい。発見された時は笑い顔が描かれた紙袋を被せられている。都市伝説「笑み男」と似ている事件らしい。昔にも似たような事件が起こったんだとか。
話は大体こんな軸よ。
・都市伝説「笑み男」に似た過去の殺人事件
・捜査にあたる久瀬刑事の弟の行方不明
・亡くなった中学生との関連
探偵助手の「あゆみちゃん」というヒロインがいるが、彼女が前作で勝手な行動をとった結果妹からの評価はダダ下がり、あゆみちゃん→あの女→あのアマ→クソアマと呼ばれる有様。今回は新作なので「あのアマ」評価からのスタート。所長に携帯電話渡されたんだけど分厚くてなんだこれって思ったわ。黒板消しみたいだわ。当時のものなのね。
章の終わりには3択で話を整理していくんだけどなにかダメなのか正解なのかわからない選択肢がある。しかも正しい答えが提示されたい。ちゃんとフィードバックしろや。この辺で少し嫌な予感がするわね。
久瀬刑事という敏腕そうな女刑事の兄が行方不明のままで、行方不明と同時に過去の類似の犯行が止まったらしい。怪しいわ。
事件捜査にはあのアマを操作するパートもあり、学校などで聞き込みをする。ところが事件に直接関係なく、かつキャラクターを掘り下げない話が結構入っている。暑苦しい先生から自身や生徒の話をさんざん聞かされて妹が一言「無駄な時間ということでしょうか」。この先生が給料日にはティラミスを注文するって聞いてなにそんなどうでもいいことを探偵手帳に書き込んでんのよ。
章のなかで推理するところで選択肢を間違えたのよ。「紙袋を適当に選んだ」みたいな。そしたらその選択がしばらく持ち越されて会話が展開していくのよ。なんて恥ずかしいんでしょう。恥の持ち越しはやめてほしいわ。その場で訂正してほしいわね。
ふたたび聞き込みをしたら、「やはり自殺なのでは」と滝口くん(同級生)。いやここまで物語が進んでやっぱり自殺でしたでは済まされんでしょう(メタ発言)。そんな中、久瀬刑事の家に笑み男がきた。大人の人には来ないのになぜ。彼女を守るために家に上がり込んだら死んだ子と同じ中学のネクタイが出てきてんのよ。怪しいわ。
これくらいの情報であとは事件解決に向かうんだけど、実際解決したらこうだったわけよ。
・都市伝説「笑み男」に似た過去の殺人事件→都築という犯人が起こした過去の殺人でした
・捜査にあたる久瀬刑事の弟の行方不明→都築に捕まってました
・亡くなった中学生との関連→なし。自殺でした。なんなら久瀬刑事が勝手に自殺の証拠盗んで紙袋かぶせて殺人に仕立て上げてました
なんだこれ!まず最初に発見された中学生は結局自殺でしたはあってはならんでしょ!それに時々見える都築の顔が似顔絵と違いすぎるんだけどあんなわけないでしょ。なんであんなデスピエロみたいな顔になってるのよ実物が。人違いじゃないのと思ったらそれで間違い無いんですって。どういうこっちゃ。
そして回収されてない伏線があって、じつは自殺した子は家を出る前にどこかに電話かけてたのよ。あんな意味ありげに書いておいて何も触れないのはおかしいわ。いのちの電話とか?
満を持して本作一番の問題なんだけど、それは久瀬刑事が死体を発見したときに紙袋被せたところよ!このせいで操作が撹乱されることとなったんだわ。この人ほんとに刑事なのかしら!?弟の手がかりを探すんならいくらでもやりようがあっただろ。それにこの死体が自殺ならちゃんと操作すりゃわかるだろ警察も何をやっているんだ。
あまりにも多くの謎を残したゲームクリア後、犯人の都築の生い立ちを聞くパートになる。妹のえみこと一緒に虐待親から家出しようとしてえみこが死んだ、それからおかしくなったのね。あの紙袋はもともとは妹を笑わせるために始まったらしい。
ここから唐突なアニメパートが始まる。都築が大人になったあたりの話ね。結局いなくなった妹を探し求めて目の前の女性が妹じゃ無いとわかると殺していたのね。その殺しの候補に幼少期の久瀬刑事もあがったと。たしかに笑み男が目の前に現れたことを家族に言えなかったはわかるとしてそれが将来的にああはならんだろ。あと都築は自分で顔を切り刻んでデスピエロになったのね。アニメは進撃の巨人とかを作ったMAPPAなのでそこそこのクオリティがあるのよ。このアニメでやったことをノベルに落とし込めや!
頭のおかしい殺人鬼の事件に頭のおかしい女刑事が華を添えてる話じゃんかこれじゃ。しかもちゃっかり結婚して幸せになってるからね自分だけ。クソアマの称号は久瀬刑事に贈られたわ。これは総じて普通のゲームね(「普通の映画」みたいな評価)。
…と、冷房の効いた茶の間に寝転がった外野どもは好き放題喋るのであった。ゲームの結末はともかくとして夏休みにはちょうどいいボリューム感で、こうして家族とゲームの感想を語るのがいいのよね。次回の長期休暇もノベルゲームをなにかプレイする予定だわ。ごきげんよう〜
