ステキな4コマ

毎日更新。映画感想と日記の日替わり(ネタバレあり)。

仙台文学館×花座特別企画「春風亭昇羊落語会」 参戦レポ

仙台に落語をやる箱(花座)ができて、ずーっと行ってみたかったのよ。ようやく来れたわ。今回は井上ひさしの話題に関連した落語と、仙台文学館副館長とのトークショーが行われる。

だいぶ会場が満員になってて、前の方がなぜかあいてたからそこ座ったわ。お尻にはクッションがある。最初少しむしむしするかなーと思ってたらステージの幕があいたのね。そしたら高座が出てくるんだけど、そこめがけてエアコンが風を吹きだしてるからこっちにも涼しい風が来るのよ。助かったわ。

登場した落語家は春風亭昇羊。普段のまろやかな語り口とは裏腹にメリハリのある落語の演技が印象に残ったわ。特に女性が登場する演目が得意であるらしく、今回も披露してくれた。落語はミドルテンポくらいのスピード感。トークの中では真面目な仙台人にジョークが通じず、すかさず修正するなどしていたわ。タヌキがサイコロに化ける話を披露(私はこの話が1番気に入った)。

今回の目玉は、井上ひさし「質草(しちぐさ)」の新作落語。春風亭昇羊がこの話をもとに落語化したもので、井上ひさしの著作権管理団体との交渉などさまざまなことを経て今日公開されているとのこと。とても落語らしいオチがついていたので新作とはわからなかった

この落語は「夢」がテーマになっている。夢のテーマしか書けない作家がいて、夢オチだったりするんだけどああ夢でよかったみたいなテーマなのよね。夢オチって基本的に物語で使うのは私は許さないんだけど、これに限っては面白かったのよ。衝撃的だったわ。井上ひさしってモッキンポット師の後始末を挫折して以来だったのよ。こんなに面白いのね。原作では最後は雪が強くなっているんだけど、その話を聞かされてなるほど、確かに物語として出来すぎてない、現実味が最高潮に達するんだなと感心。

このあとトークショーがあって、ただでさえ距離的に近い演者が真ん前まで出てきたわ。仙台文学館の赤間さんも出てきた。井上ひさし作品にはコメディ要素が含まれているのが特徴で、なんかシンカローンみたいなくだらなーいことをダジャレで切って笑わすような言葉が散りばめられているという。穏やかな赤間さんのちょっとした毒舌?トークに会場が沸いてたわ。

春風亭昇羊と赤間さん

トークのあとに質問タイム。プロに直接質問ができるという素晴らしいチャンスに、いの一番に名乗りをあげたわ。「今回の新作落語を作るのにどれくらいの時間を要したか」を聞いてみた。土台となる話がよくできていたので半年ということだった。外部との交渉を含むのに、想像よりかなり早い気がする。

ブログ用のメモ帳とペンを持って質問したもんだから「記者の方ですか」といじってもらえて、楽しい思い出になったわ。そんなわけで初体験の花座は楽しく終わった。また今回みたいにテーマのある落語会を見てみたいわね。ごきげんよう〜