ステキな4コマ

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ダイ・ハードにしては出来が悪い「ダイ・ハード2」

1作目と監督が違うのね。結論から言うとダイ・ハードじゃなくてもできることをやってどーすんのよというのが感想だわね。出来は決して悪くないんだけどダイ・ハードの必然性があるかと言うと大いに謎なのよ。だいたい前回より話のスケールが大きくなってるのに見劣りするって相当問題があるわよ

ダイ・ハード2 (字幕版)

さてストーリーはまたクリスマス、なんか問題のある将軍(雑)が空港に到着しようとしていた。それを迎えるためテロ組織が空港全体を巻き込む。その煽りを受け、マクレーンの奥さんの飛行機も着陸できず燃料の制約もある緊張感。

今作の個人的ハイライトは、ことの重大さを嗅ぎ取ったマクレーンが空港警察に注意するよう促すシーン。「また死体が出てから動くつもりか」の問いに「死体を出したのはお前だぞ」と警察。ここだけ前回のこち亀発言踏襲してるわね。実際マクレーンがテロ組織の末端構成員をさっそく死体にしたのよ。

警察に追い出されて、いても立ってもいられずエレベーターの上からよじ登りダクトで移動…のところはワクワクしたんだけど、そのあとは別の映画になってしまってガッカリだわね

テロ組織が現在空にいる飛行機の高度計を改竄して地面に激突させたのよ。たくさん人が亡くなって重苦しいんだけどダイ・ハードはそんなしみったれた描き方しないでしょと思ったわ。マクレーンの周りの世界が破壊されるのは諸行無常の一環、これがダイ・ハードなのよ(過激派)

おまけに助けに来た軍隊みたいな助っ人も全員グルで、せっかくアジト追い詰めても茶番なのね。これだったら最初からマクレーン一人で良かった気がするわ。そのあと空港に追いついて滑走路で走行中の飛行機の羽の上で格闘するわけだが、最後にオイル漏れ状態にしてライターで爆破して終了よ。ライターの炎がそのまま滑走路となり、飛行機が次々と着陸できた流れは綺麗だわ。ダイ・ハードにしてはキレイすぎるのよ(坊主憎けりゃ袈裟まで)

こんな普通のアクション映画みたいに作られたのがダイ・ハードだなんて私は認めないわ。普通の映画ならまあ良作なんだけどダイ・ハードを名乗るなら話は別よ。普通の映画だわねこれ。ごきげんよう〜

↓前作(傑作判定)

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