前作からの正統進化。冒頭に前回の終わり部分をやっていたから、見るなら2からでいいわね。あの試合から、王者アポロはゴングに救われたという評判に。前回ロッキーに追い詰められたのはまぐれだ、ということを証明するためアポロは再戦に意欲を燃やしていた。
全体的にストーリーのテンポは早くないんだけど、ロッキーのゆっくりな喋りとテンポが噛み合っている。テンポが遅めの映画を高く評価するのは「ミセス・ダウト(良作判定)」以来じゃないかしら。
ロッキーは賞金とかCMとかでお金があるから変な投資話とかが身の回りにあったわ。ただ、CMとかに出てたんだけど英語がまともに読めず、エイドリアンに子供向けの絵本を読む指導をしてもらっていたわ。
ストーリーとしては最後までロッキーの掴みどころのなさに周囲が振り回されるという構成になる。しかしまたボクシングの道に目覚めてトレーニングを積む。ただエイドリアンだけは反対していたのよね。
「どうせまたボクシングするんだからさっさとさせろ」とは思わなかったわ。ちょっと不思議なのよね。ロッキーはトレーニングをしても身が入らないみたい。それでも見続けられるのは今のフラフラした状況が、ロッキーの掴みどころのない人格やふるまいと合致しているからでしょうね。
そんな中、エイドリアンが過労で倒れるのよね。そのまま出産して男児が生まれたんだけどエイドリアンが数日意識不明だった。その間も上達した読み聞かせを披露したりと献身的にエイドリアンのそばで尽くすロッキー。ようやくエイドリアンが目覚めて、一言「勝って」とだけいい、すぐトレーニングを再開した。
ここからはお待たせしましたと言わんばかりにトレーニングシーン。やはりロッキーといえばトレーニングのシーンで、自重トレーニングからダンベル、ランニングをすれば街中の人が「ロッキー!」とついてくる。このシーンがとても良かったわ。
試合が始まったが、アポロ優勢でどんどん盛り上がってくる構成。最後は二人揃ってダウンして立ち上がったロッキーの勝利となる。ロッキーはアポロやコーチ、エイドリアンに感謝の言葉を述べて終了よ。
前作は終わり方だけ良かったんだけど、今回は全編通して良かったわ。ボクサーとしてのロッキーというキャラクターに魅力があって、そこを皆待ちわびていたのねきっと。カメラワークも丁寧に感じるし、けっこう大満足したわ。これは文句なしの良作だわ。ごきげんよう~
