パーカーが強盗の仕事をして、組んでた組織から分け前が払われず対立、取り立てに行く話。一応パーカーは強くて有能で恐れられている設定らしいんだけど問題も多いわ。
個人的ハイライトは冒頭の手厚い強盗。神父の格好をしたパーカーなんだけど、過呼吸になる被害者に落ち着くよう諭して深呼吸を指導した。この映画で予想できなかったことってここだけなのよ。
そんで強盗の帰りの車ん中で仲違いしてパーカーが暴れるのよ。瀕死で車から飛び降りたが撃ち殺された…と思いきや生きていた。これって相手が間抜けなせいで助かるってことじゃんか。もうパーカーの運以外大したことないじゃん。なんの計算もなしに車で暴れたということになるわ。このあといくらパーカーを有能に仕立て上げても無理よねもう。私の心は離れていったわ。
パーカーはヒロインを匿ったり不動産を買ったりして潜伏していたが、なんかあの組織が宝石を盗むらしいことが分かる。盗んだところを一網打尽にして、銃もあらかじめ銃を無力化しておいたから楽勝なんだけど、ならさっさととらわれてた不動産屋を助けなさいよって思っちゃうのよね。なんか緊迫のシーンがあったんだけど無駄な時間だったわあれ。
アメリカ映画は金があるんだから、パーカーをもっと強くもっと賢く描こうとしたらいくらでもできるんじゃないかと思うわ。なのに他のクライム系映画に見劣りするなんて怠慢だわ。それどころか善人が派手に活躍するイコライザーに負けるってどういう有様よ。
強いていうならカメラワークは悪くはなかったが、演出がまずかったわね。これは普通の映画に過ぎないわ。ごきげんよう〜
